群集心理に抗う

近くて遠い みんな
近くて遠い 誰も彼も

なんだかもう
自分のことがイヤだ
人の目を気にしすぎて
何をやっているんだ

「君は君でいい」なら
ためらうことなどないのに
誰かの言葉ひとつで
失わせることもあるのに

量産型になるくらいなら
人と同じであることを拒む
強制をされるくらいなら
その場所にはいないほうがいい

ああ みんな 近くて遠い
ああ 誰も彼も 近くて遠い

マジョリティの中の
マイノリティの中の
マジョリティの中の
マイノリティの中の
マジョリティの中の
マイノリティの中の
マジョリティの中の
マイノリティって
いつまで
苦しめられなければいけないの

離れた場所から
近くて遠い人の言葉や写真や行為を
見ているだけの自分は
これでいいのだろうか

流れに負けて
長いものに巻かれてしまって
どこにでもいるような人に
なってしまっていいのだろうか

違う
違うはずなのに
そうしてはくれないし
そうさせてもくれない

近くて遠い
そんな世界の構図に
いつまでもこだわる
必要などないのに

今日も明日もこれからも
誰も彼もみんな近くて遠くなる

それでいいかは自分で決めるよ
押し潰されないように生きるだけだ

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