文フリ東京38、出るよ!
こんにちは。暗い部屋で、です。
わたしが主宰している「右脳水星短歌会」ですが、文フリ東京38に出店いたします。
今回も麦牛乳(@rukarenn)さんのイラストが目印!
概要は以下のとおりです。
日 時:5/19(日) 12:00~17:00
場 所:東京流通センター
ブース:す - 13
カタログページ:こちらよりリンク
ぜひお気軽にお越しいただければ嬉しいです!
本記事では、新刊の詳細やお品書きについて説明いたします。
●新刊『光るかもね Vol.2』概要
収録内容は以下のとおりです。
恋愛、生活、仕事など……。さまざまな個性の短歌を味わえる合同誌となっております。
また、今号より小説とエッセイも掲載しております!
ぜひお楽しみいただければ幸いです。
●各作品の紹介
収録作品について簡単に紹介します!
主宰なので、テンション抑えめで、なるべく客観的に書こうと思います。
1. Once Apon a Time(湯島はじめ)
巻頭となる1作目は、今号より参加いただいた湯島はじめさんの連作です。思春期に誰もが味わったであろう温もりと喪失感。その双方を感じさせてくれるような作品だと思います。1ページ目からいきなり湯島ワールドに引きずりこまれるので、湯島ファンの方々には絶対に読んでいただきたい連作です。
2. PINK(暗い部屋で)
わたしです。
わたしの作品については、サブリーダーの霧島あきらさんにコメントを寄せていただきました。
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暗い部屋でさんの作品を語る上で欠かせない要素といえば「サブカル感」ではないでしょうか(筆名からも溢れ出ている気がします)。
サブカルチャーのエッセンスを作品に落とし込み、せつない読後感の作品を生み出す名手だと思います。今回も暗い部屋で節が炸裂!平成ガーリーなムードが魅力のビビッドピンクが似合う連作です。
(by 霧島あきら)
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3. 幻日(小泉キオ)
うたの日に参加されている方なら、小泉さんの比喩や視点に驚いたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回も選りすぐりの比喩が立ちならぶ宝庫のような、だけれど同時に生活の現実感も感じさせてくれるような連作になっております。言葉と言葉の組み合わせの可能性を感じさせてくれる作品です。
4. 7.25(黒川かおる)
ネプリやうたの日などで異彩を放つ黒川さんの連作。とにかく切実です。切実で、まっすぐで、熱いです。
アイドルのこと、そしてそれを追いかける主体自身のことについて詠んでいただきました。巧みな表現と、ストレートな表現のどちらもが調和して、主体のことをもっと知りたくなるような作品だと思います。
5. あめのうきはし(toron*)
今回はゲストとして、みなさんご存知のtoron*さんに参加していただきました。直近では第14回塔新人賞を受賞されております。
爽やかな恋愛詠の印象があるtoron*さんですが……本作ではゾクっとするような側面のtoron*さんを存分に発揮していただきました。沈黙や諦念や哀しみが同時に襲ってくるような、ギミック満載の超絶技巧連作になります。
6. 風船のかえり道(麦牛乳)
今回から、短編小説も掲載しております。
右脳水星短歌会の美術担当である麦牛乳さんに、なんと小説も担当していただきました。
すごく温かくて、すごく柔らかいのですが、本当に現実的なお話になっております。ぜひ、結末に注目しながら主人公の女の子を見守ってほしいと思います。
7. 花とエチュード(霧島あきら)
最近は新聞歌壇を軸に活動されている霧島あきらさんの連作です。
幻想的で優しくあるのに、どこかシニカルで、どこか愉快でもある。霧島さんは独特の世界観を表現される歌人ですが、今回もそれを存分に感じさせてくれます。「きみ」へ、また日常へ向ける祈りが込められた作品だと思います。
8. ひかりの扉(あひる隊長)
あひる隊長さんの恋愛詠にキュンとしたことがある方、多いのではないでしょうか。右脳水星短歌会の爽やかキュート担当・あひる隊長さんの連作です。
その役職名に一切負けない、甘くてポップで、それでいて巧みな恋愛詠の数々です。ぜひ、青春の追体験を。
9. 暗転、いくつかの明滅(早月くら)
第35回歌壇賞を受賞された早月さんの連作です。
こんなにも静かに、こんなにも強烈……というのが読後の第一印象でした。何度読んでも新たな発見、新たな解釈ができるような広がりのある作品だと思います。
そして、ダーク寄りで詠んでいただくよう依頼した連作なので、ぜひゾクっとしてもらえたらと思います。
10. 春のあとまわし(ツマモヨコ)
斬新な表現が大人気のツマモヨコさんの連作です。
今回も恋愛詠で暴れてもらいました。言葉と言葉の結びつき方の独創性や、結句の意外性にあふれる、非常に刺激的な15首になっております。
そして、今回はツマさんにエッセイ「私以外を生きれない」も寄せていただきました。ご自身のパーソナリティを語っていただきつつ、またツマさんの短歌が生まれるプロセスの一端も垣間見えるようなエッセイになっております。こちらもあわせてお楽しみください。
11. la belle mer(睦月 雪花)
最近はご自身の育児短歌で人気を博している睦月さんの作品です。表題歌のとおり、仕事に関する連作となっております。睦月さんの短歌に映し出される「現実感」ってすごいものがあります。
きわめてリアルな挫折・行き詰まった日常のなかで見える世界と、そこから立ち直るまで。過酷な世界を生きるうえで読んでいただきい作品です。
以上、全部で11人で作り上げた本になります!
ぜひお楽しみいただけたら嬉しいです!
●今回のお品書き
今回のブースで取り扱う商品をまとめました。
・『光るかもね』Vol.2 ¥900
上記で紹介した今回のメイン冊子です。
お買い上げの方には、手書き短歌の書かれた栞をプレゼントいたします!
また購入順がキリ番の場合、「あひる隊長」のおもちゃをプレゼントいたします!
・『光るかもね』Vol.1 ¥800
前回の文学フリマ東京で頒布した『光るかもね』のVol.1です。少数ですが置いてあります。150首収録。こちらもぜひ!
フリーペーパー『空にほ』 ¥free
黒川かおるさんと朧さんのフリーペーパー『空にほ』を配布します!
第一弾「空のにほひに近づいてみた」、第二弾「空のにほひに溶けだしてみた」どちらもありますので、ぜひぜひお持ち帰りください!
フリーペーパー『ホワイトチョコレート』 ¥free
イラストから小説まで手掛けてくれた麦牛乳さんに、なんとフリーペーパーも寄せていただきました!今回は麦牛乳さんの短歌はこちらで読むことができます!ぜひぜひお持ち帰りください!
●まとめ
お読みいただきありがとうございました。
今回の文フリ東京のサイトは以下になります。
当日はメンバーの一部が交代で店番をする予定です。
ぜひお気軽に話しかけていただければと存じます!
みなさまの生活を少しでも彩れるような作品になっていれば嬉しいです。
ありがとうございました!
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