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芸術家×職人の装幀者、菊地信義さんを追う『つつんで、ひらいて』

広瀬奈々子監督の新作『つつんで、ひらいて』を、東京フィルメックス2019で見ることができました。一般公開は、12月14日から(イメージフォーラム)です。

本の装幀を手がける菊地信義さんの日常を追う、ドキュメンタリーです。あの俵万智さんの『サラダ記念日』も、菊地さんご担当とのこと。戦前生まれで巨匠級の菊地さんを、 ギリ昭和生まれの新鋭監督が撮ったことが、興味深かったです。関係性は思ったよりも画に出てしまうものですが、登場人物と監督との間に、変な上下関係や居心地の悪さはありませんでした。

菊地さんに一度は断られたものの、次にお会いした時には演出目線でいろいろアイデアを出されたという、菊地さんの中での心の変化があったようです。

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