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救いようのなさ全開! ケン・ローチ新作『家族を想うとき』

ケン・ローチ監督最新作『家族を想うとき』が12月13日、公開されました。15日の劇場はほぼ満席、彼のコアなファンが来たことと思います。

ケン・ローチ監督は前作『わたしは、ダニエル・ブレイク』を最後に引退する予定だったと聞いていたので、この作品が完成したことは本当に嬉しい限りです。

原題は『Sorry We Missed You』で、直訳すると「会えなくて残念だった」という感じなのですが、途中でその意味が分かります。宅配便の不在票にそう書いてあったのです。

そう、主人公が職を転じてフランチャイズの宅配の事業主になったところからこの物語は始まります。

その先はもう言うまでもなく、“ケン・ローチ節”が流れます。

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