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失敗しない物件購入+リノベーション④番外編

=物件探し後半戦= 

・この物件、気に入った! 買うと決めたらどうするの。

・最初に知っておこう! みんな驚くスピード感。

・だからこそ、必要なのは、○○。

・それって本当なの!? 不動産屋の煽り。


こんにちは。最近ブルースタジオでは、密かに月一で活動しているバドミントン部があります。20年ぶり!?のバドミントン。まぁバドミントンなら思い切り動いてもそこまで筋肉痛にならないでしょ!と、大粒の汗を流しながらひたすらにスマッシュ。 そして、2日後くらいから腕・足・腰が筋肉痛になり、
ブンブン振り回していた右腕に至っては3週間ほど痛かった、という悲しい現実に、準備体操の大切さを身に沁みて感じたものです。

さて、前回は物件探し前半戦として、ブルースタジオ的物件の探し方をお伝えしました。価格、予算、場所、管理状況、住宅ローン、資金計画、など様々な観点から、お客様にとって本当にこの物件で良いのか?
今後安心してお住まいいただけるのか?
お客様にはしっかりご納得いただいた上で、いざこの物件に決めた!という状況になるのは貴重な瞬間であり、大きな緊張感があります。
なぜ緊張感があるのか・・それは購入したくても、頑張らないと買えないという現実があるからです。

この物件、気に入った!
買うと決めたらどうするの。勝負は概ね1週間。

さて、この物件に決めた! その時、どうするのか。
まず最初に物件をご覧になって即決できる方は、なかなか少ないと思います。
もし即決できるとするならば、それはそれまでに複数の物件を見て、
目が慣れていた、前整理ができていた、直感で決められるタイプの方、
そして以前買い逃したことがある方。
そのようなフェーズにいる方でない限りは、分からないこと、不安が多い中で
即決するのは難しいことと思います。

ちなみに、
物件の購入を決めて購入申し込みをする際には、下記のことを行います。
①資金計画の精査
②購入にかかる諸費用の計算
③住宅ローンの事前審査
④物件調査、役所調査
⑤マンションであれば、管理状況の確認
⑥契約条件の交渉、各種調整
⑦契約書、重要事項説明書の作成

ここまでは、当然のことながら不動産会社としては通常運転。
ブルースタジオでは、リノベーションも検討して購入する場合が多くなりますが、下記のことを確認をしております。
以前の記事でもお伝えしましたが、リノベーションは新築やリフォーム済みの物件と違って「完成していない(その時点で保証されたものではない)」ものであり、理想通りの完璧なものが出来上がる、と言うものではないのですね。
契約前の段階で調査できることも限りはありますが、今できる最善を尽くそうと、上記の調査を実施しお客様と一緒に考えていきます。

⑧建物の建築当時の竣工図を調査
⑨室内の現地調査
⑩竣工図と現地調査から配管ルートや天井高、壁、排気等を検証
⑪購入前の設計打ち合わせ1回目
⑫リノベーション概算費用の算出と見積もり依頼

ここまで12項目。列挙するとゾッとしますね。
住宅ローンの審査申込書の準備や記入などお客様にご協力いただきながら、
各調査を粛々と進めていきます。
淡々と涼しい顔で対応していますが、心の中ではまさに「戦」さながら
1分でも、1時間でも早く全てのことを同時進行で網羅するべく、邁進。
控えめに言っても命削って直走り。
冒頭で「1週間」と書きましたが、実際には12項目を3〜4日で行い、
その1〜2日後に契約ができるように動いている、というスピード感です。
なぜ、そんなに急ぐのだろうかと、思いますよね。

最初に知っておこう!
みんな驚くスピード感。

中古マンション、中古戸建、新築戸建、
どれをとっても購入の申込みから売買契約までのスケジュール感は
数日〜1週間程度です。さて短いと感じますか? 
でもこれは、本当に一般的な日数です。
なんだか、焦らせているように感じるかもしれません。
実際、私がもしこの仕事をしていなければ、そう感じると思います。

物件を購入したいという申し込みは、不思議なもので重なることが多いものです。良いなと思った物件は、他の方も良いと感じていると思った方が良いですね。
という事は、取り合いになる。つまり、早く契約できる人が買える。
売主さまにとっては、買主さまの確実さもさることながら、
「早く契約できる人に、売る」という事なのです。
だからこそ早々に調査を行い、早々に懸念点を払拭したい、と考えています。

物件を探している多くの方は、一度は「買えなかった」という経験をされていることと思います。
私は一度だけ、4日ほどで契約準備をほぼ終え、明後日に契約予定という状況の中で、「売主様から他の方と契約することにした」と言われた経験があります。
最善を尽くしても、このような事態になるイヤな業界であることは間違いないのですが、私はこの「お客様が買いたいと思った物件を買えなかった」という状況が起こることが最もストレスを感じ、しばらくやる気がダダ下がりになります・・・。
なぜならば、資金計画も含めて気に入った物件に巡り会えるのは多くないことですし、気持ちが高まったところでとても悲しい思いをさせることになるからです。
あの時、もっと早くアレをやっておけば、と言う後悔も嫌ですからね!

そうならないためにも、最善を尽くすことだけはやっておきたい。
1分でも1時間でも早く上記12の業務を進めたいというのは、こんな思いからで、日々戦っています。

ですから、契約日を決める際に、「契約日は来週でいかがですか?」と言われても
びっくりしないでくださいね。人

だからこそ必要なのは、準備体操。

私たちのような不動産会社と一緒に様々な物件を見ることで経験を積み重ね、本気で比較検討してみること。
希望のエリアとご予算の中で、もしくは条件を広げたりしながら、
物件購入+リノベーションなのか、物件購入だけでも良いかもしれない、なのか
部分的なリノベーションでも良い、はたまた新築戸建をリノベーション、などなど
いざこの物件が良いと思った際に即決できるために必要なのが、
家探しの準備体操だと、私は考えています。
家の選び方、家づくりの方法は様々なパターンがありますから、
一つ一つ検討して方向性を見定めていくことは、コミュニケーションを大切にしていなければできないことであり、それは私たちのポリシーでもあります。

それって本当なの!? 不動産屋の煽り

補足として、あるあるのお話しをしたいと思います。
「他の方から申し込みが入りそうなので、急ぎましょう」
「早く決めないと無くなっちゃうと思います」

不動産会社の人が言いがちなことですが、ホント?と思いませんか?
どうでしょう。あながち間違ってはいないです。
どんな物件でもそうなのか?と言うとそうではなく、
周辺の物件と比較して価格やポテンシャルによってこれはすぐに売れるな・・と言う物件はあります。
この言葉をよく使う人は、ちょっと信用ならないですが
確かに、物件を押さえるという事はできないので
いつ申し込みが入るかは分からない、と言うのは事実でしょう。
それもこれも、準備体操がしっかりできていれば、ご自身でも感じ取れるものと思いますので、ぜひ一緒にその時間を積み重ねていけたらと思います。

ホンダでした。

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