レプタイトルテ:フルーティ #45個目

 我が手のひらの小さき宝石、リンさん(ヒョウモントカゲモドキ)はまるで軽い。週毎体重計測をしているものの、その微細な増減までは感じとることはできない。

 今日のリンさん、63.1g。
 このところはコオロギ1匹とミルワーム数匹を食べていただいている。コオロギはまず1匹は食べるものの2匹目は食指が動かないらしく反応してくれない。しかしミルワームであれば4,5匹をいい音をたてて食べてくれる。そして絞めた2匹目のコオロギはミルワーム成虫の餌に。やがてそのコオロギを食べたミルワームが産んだミルワーム幼虫をいずれリンさんが食べるのだ。

 健康的に排泄したスーさん(コーンスネーク)のケージを掃除しようとオブジェを撤去したところ、脱皮間近であることに気付く。

 そんな今日のスーさん、1166.1g。排泄後ゆえ前回より約40g体重が減っている。
 よく人間の感情の無い有り様を爬虫類に喩えるが、私はそれはふさわしくないと思う。爬虫類であっても触れれば身じろぎし、不快や立腹は全身で表現する。食事もせず静寂に横たわる姿は賢哲の瞑想にも似ている。
 人間が理解できていないだけだ、人間を爬虫類に喩えるなどおこがましい。

 排泄物の臭いがあるため強引に掃除してしまったが、清掃されたケージはスーさんにとって快不快どちらだろうか?まだ私には理解は及ばない。


今日の英語:Prudence

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