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凡慮、運河に釣行す #5.5

 今日は前回と同じ運河、小父さんに教わった上流の入江で釣りをした。
 が、ほぼ散歩のようなものだった。まず私が持っている釣竿が短く砂浜での釣りに適していない。そしてCOVID-19禍の閉塞感でどうにか息抜きしたい妹Yとその子である甥(4才)と我らが母も一緒だったからだ。

 さらには仕掛けの準備中に、先に来ていた趣味人にハゼを10匹いただくという出来事もあった。
 それは今風のアウトドアの出で立ちをした50代くらいの男性で、ベンチに荷物を広げている我々に近付いて声をかけてきた。もう自分は帰るのでハゼを貰ってくれないかと。釣りを始める前から魚を貰ってしまうのは釈然としないものもあったが、ご厚意に甘えてありがたくいただいた。我々がいかにも無害な家族連れだったからこその幸運だろう。
 そして肝心の私の釣果であるが、当然ながらボウズである。釣竿もさることながらハゼのシーズンも終わりかけであること、そして目の離せない餅の坊っちゃんがいては岩場の移動もままならない。結局今日は水面の乱反射を眺めながらコンビニおにぎりを食べた日となった。

 いただいたハゼは素揚げにして美味しくいただきました。


今日の英語:Fried fish

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