レプタイトルテ:シュガーレス #42個目

 ケージを眺めて、これはこれで正しかろうと安心する。
 スーさん(コーンスネーク)との出会いはブリーダー市。それが何かよく調べもしないまま妹家族との付き合い(子守り要員)で行ったので、その時はコーンスネークが何たるかも理解しなかった。同い年の義弟にざっくりとした飼い方を聞き、気が合いそうな個体がいたら飼ってみようかとディスプレイを眺めている中で出会ったのがスーさんである。
 今でこそコーンスネークは爬虫類のペットとしてメジャーであり膨大なモルフが存在することは理解しているが、当時は「おとなしくて飼いやすい」ぐらいの知識しなかなった。随分と色々な模様があるんだな、ブリーダー凄い蛇カッコイイぐらいしか考えていなかった。しかしその時強く惹かれたのはオリジナル、最も原種に近いモルフのスーさんである。

 昨日のスーさん、1105.8g。
 私の趣味であればその時も、青、黒、白、銀、寒色系の蛇を選ぶだろうと思っていた。しかし実際はその逆の赤い蛇、スピネルのような蛇。彼女の持つ原始的な生命力に私の何かが感じたたのだろうか。

 どこにも正答は無いが、赤い彼女の生命力は今日も熾火のように呼吸している。

今日の英語:Primitive

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