通れぬが遠くが見える窓

 今回のスマートフォン機種変更において、初めてオンラインでの手続きを利用した。
 私はスマートフォンの機能やデザインに強いこだわりはない。本体の色が青系で基本OSが人造人間であれば条件はクリア。これまで機種変更する時も店頭に在庫のあるものから消去法で選んできた。なので今回も同じ条件でオンラインでの機種変更を試みたのだが、選択肢がない。正確には、最新機種しか選べない。準新機種も選択肢に出てくるのだがすべからく在庫切れなのだ。
 これが余剰在庫を減らす努力の結果なのか、高額な新機種を売るための操作なのかは分からない。人気の林檎の系統はラインナップが充実しているので、そちらへの注力の反作用だろう。そして肝心の手続きだが、想像以上に速い。注文作業も配送も。店頭で座りながら選択・説明・確認となるのと、自宅で寝転がりながら選んで読んでオーダーするのでは体感時間も違うだろう。それにしてもそれにしても速い。オーダー時には配送に1週間程度かかる可能性もあると何度も念押しされたのだが、寝る直前にオーダーを確定させて届いたのは翌々日。待つことを覚悟していたので、嬉しいというより正直困惑した。そこまでして最新機種を使わせたいのだろうか。
 さて先代より二回りほど大きくなった我がスマートフォン。これからどういう世界を一緒に見ることになるのだろうか。


今日の英語:Bewilderment

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