庭の柿の木、追肥になるか

 コンポストを買った。完全に思いつきである。
 先日の川での釣りの際、おそらく故意に棄てられた釣り餌用のミミズを発見した。まさに川釣りの真っ最中であったため、そのままありがたく釣り餌として使わせてもらった。しかしミミズを発見したのが釣り終盤ということもあり全てを使いきることはできなかった。さて残ったこのミミズ、もちろん土に放つことはできない。飼育あるいは繁殖させればまた川釣りに使えるのではないかという助平心が湧いた。
 釣竿片手にその場でスマートフォンで飼育方法を検索する。すると「ミミズコンポスト」なるものに行き当たった。これはミミズの食分解能力を利用したコンポストで、高品質の堆肥が作れるらしい。しかし使用するコンポストはある程度の大きさが必要で、それに分解の際に出る液肥を処理するため屋外に設置する必要がある。軒先かせめてベランダに置ける大きさのものはないかとさらに探すと、撹拌用のハンドルが組み込まれた小型コンポストを発見する。これは素晴らしいと早速購入。
 いや、私はミミズの飼育道具を探していたのに、何故コンポストを買ってしまったのだ?
 言い訳をすれば、以前は我が家もコンポストを稼働させていた。しかしコンポストに生ゴミを入れるだけ入れて、一杯になってしまってからは放置。段ボールコンポストに挑戦するも怠惰が祟って失敗。日々の生ゴミや猫の使用後トイレ砂を処理するためにもコンポストは「そのうちやらなければいけない」問題だったのだ。
 件のミミズについては、帰りに500円の飼育ケースを購入し、庭の黒土を入れて軒先に置いた。コンポストは一昨日届いて本日より稼働開始。さて、生ゴミが分解するのが先かミミズが殖えるのが先か、楽しみだ。


今日の英語:Earthworm

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