桶の中の分解能力 中

 引き続き撹拌式コンポストで分解できなかったものについて。
 ミルワームについては以前にも言及したが、成虫の外殻はかなりの期間残り続ける。気温が高く分解速度が速い夏期であってもだ。体節が全て外れ3-5mmの破片になってしまうので撹拌作業に影響はしないが、点々とチップ材の中に漂っている状態は気色の良いものではない。しかしチップ材と生ゴミの分解が進んで黒土と化してしまえば見て追跡することはできなくなる。
 そして最後にマウス。これはスーさん(コーンスネーク)が食べなかったものを投入したのだ。庭に直接埋葬することも考えたが、他のマウスは餌として食べられ消化され糞としてコンポストに投入されている。そこを分けるものは何か。この食べ残されたマウスにだけ憐れみを注ぐのは自己欺瞞ではないか?自問自答と好奇心の末、そのマウスを撹拌式コンポストに投入することにした。


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