レプタイトルテ:フルーティ #42個目

 家庭で飼育可能な爬虫類。世話は簡単で眺めるだけで心満たされるが、その魅力を画像に残すのは研鑽が必要。

 夏に食欲旺盛な今日のリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)、63.8g。
 リンさんはどの角度から眺めても美しい。爬虫類という機械的なまでに無駄のない脊椎動物。愛らしくも憂いのある瞳は見ていて飽きない。しかしあまりこねくり回してもリンさんの心労となる。よき角度の横顔を撮影してご帰宅いただく。

 そしてスーさん(コーンスネーク)も美しいのだが、どうにも撮影の難易度が高い。特に今日のようなご機嫌斜めであらせられる日は、顔の角度を選ぶ以前、撮影の瞬間さえ決められない。

 そんな今日のスーさん、1205.8g。
 スーさんの美しさを撮影したいのだが、リンさんのように片手には収まらず、また無理に姿勢を固定使用とすれば全脊椎を使って抵抗する。枚数を重ねるうちに、いずれ結晶のような一枚が撮影できるだろう。

 爬虫類はその仕草も美しいのだから。


今日の英語:Profile

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