レプタイトルテ:フルーティ #17個目

 毎週のパターンであれば一昨日の日曜日に爬虫類ケージの掃除をするのだが、4/18は記念すべき初釣行のため、疲れ果てお世話は休止。数日のずれも誤差の範囲に収まるのが爬虫類の気楽なところである。他の動物ではこうは許されまい。

 今日も小さな手が愛らしいリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)、70.8g。
 人間もマフラーをしなくなる季節、そろそろリンさんも食欲を回復してほしいのだがまだそうはいかない。ピンセットで給仕をしてようやくハニーワーム2匹ミルワーム4匹を召し上がっていただく。心なしか体色に白みがかかっている。脱皮が近いのかもしれない。

 その一方で明らかに脱皮が近いであろうスーさん(コーンスネーク)、1223.0g。
 掃除のルーティンでついケージから出してしまったが、脱皮前にあれこれ触って刺激するのはよろしくない。さいわいに排泄もないので水だけ交換してケージに戻す。
 しかし爬虫類はこれだけ食べないでいても常と変わらず代謝するのは不思議なこと。古代の人々が極寒や漆黒の果てに竜がいると考えるのもむべなるかな。

 鱗、静寂の似合う生物は今日も己の時で生きている。


今日の英語:Sprout

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