レプタイトルテ:フルーティ #3個目

 全くの主観だが、私は蜥蜴や守宮より蛇に美を感じる。他の動物に比喩を許さないその体型、カンブリアの生物を想わせる形状。古代の人間もそうであったろう神秘を感じるのだ。
 しかし実際屋内においては守宮の方が写真映えする。正確には、手のひらに収まるその小さな挙動の愛嬌に心を射ぬかれてしまう。

 掃除をしようとケージを覗き込んだところ、ちょうど目覚めたばかりであったらしいリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)。ウェットシェルターから偽煉瓦へ移動していたのだが、そのたかだか10cmの移動にすっかり見とれてしまった。それ自体何ら問題はないのだが、以降リンさんは偽煉瓦に籠ってしまい出てこようとしない。

 ここから出てもらうには時間と根気、そしてリンさんにストレスがかかる。なので今回の体重測定は中止。
 しかし食事はしていただかねば。今回はカッターナイフでミルワームに切れ込みを入れたものを差し出してみる。リンさんが活動的になっていたこともあってかハニーワーム2、ミルワーム3を食してくれた。重畳重畳。

 その一方のスーさん(コーンスネーク)は蛇らしく“とぐろ”を巻いていた。寝姿も絵になること。
 リンさんの体重測定が休みのため、体重計を出すのが億劫になりスーさんも計測は休み。今回は排泄も無かったため水のみ交換する。そしてマウスを1食。寒くても拒食はせず、健康である喜びこの上無し。


今日の英語:Charm

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