世界の遠く遠くをわかりやすく
私はあまりテレビを観ない。そもそも現在の仕事では帰宅時間が20時を過ぎることが多いため、いわゆる『ゴールデンタイム』に家にいないことが多い。それにバラエティ番組で多用される笑い声や驚愕の声のエフェクトが生理的に苦手だ。テレビ内で起きている事象は様々なのに、判で押したような、いやコピー&ペーストそのものの感情を押し付けられるのは不快でしかない。
こうした理由で消去法でテレビ番組を選ぶことが多いため、チャンネルへの執着はほぼ無い。以前は某世界を探訪するクイズ番組を欠かさず観ていたが、やはりエフェクトと出演者の内輪ノリの色が濃くなってしまってそれほど魅力を感じなくなってしまった。
COVID-19禍で唯一良かったと思えるのが、テレビ番組からエフェクトと内輪ノリが一掃されたことなのだが、それもまた元に戻りつつある。
そんな私が欠かさず観ているテレビ番組が毎週木曜日の衛星放送だ。21時代はオカルト的事象の真相や科学の負の側面など、22時代は天文を中心とした科学。特にブラックホールや重力波の観測は全地球態勢、世界中の科学者が最大のライバルであり最高の理解者である海外の研究チームとともに事象に立ち向かう様は何度観ても胸が熱くなる。
私の嗜好に共感してくれる人は少ないが、興味深い世界をみせてくれるテレビの世界にまだ絶望はしていない。
今日の英語:Channel
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