レプタイトルテ:スパイシー #4個目

 小さき生物の世話において困難な点は、何と言っても状態の把握のしにくさである。

 本日もケージの掃除のためリンさん(ヒョウモントカゲモドキ)にお出ましいただいたのだが、明かりの下でやっと白化しているのに気付く。

 今日のリンさん、58.0g。
 脱皮寸前の状態で刺激を与えるのは良くないと、急ぎ体重のみ計ってお戻りいただいた。相変わらず食べないため尾も細い。

 その一方で今日もスーさん(コーンスネーク)は艶々しく健康だ。この季節であっても食欲の落ちる気配は無い。

 今日のスーさん、1255.5g。
 スーさんの膚は美しい。ためすがめつ眺めて飽きない。しかしその気性気高く、おとなしく鑑賞物となるを良しとしない。

 スーさんのモルフはオリジナル、コーンスネークの中において希少価値は低い。しかしこの光沢を観るにつけそんなものは二の次であると確信する。

 冬により耀く蛇の膚、かくあれかし。


今日の英語:Brilliance



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