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ペニンシュラホテルのトルコアフターヌーンティー(6月の思い出)

6月に行った東京のペニンシュラホテルのトルコアフターヌーンティーの思い出を記録しておこうと思います。そもそも、Twitter(当時)だとアフターヌーンティーの内容を一部しか記録できないのが不満というのがnoteで書こうと決めたきっかけだったのでした。が、文字を打つ体力が失われたまま2ヶ月が過ぎ去ってしまったのであります。
どうせなら誰かの参考になるうちに書いておきたかったです。
ただこれはわたくしめにとっては研修の記録なので、もはや誰の参考にならなくても書いておきたいのです。

有楽町駅から近い方の入り口です

ホテルのアフターヌーンティーは季節のフルーツか、クリスマスやハロウィンなどのイベントをテーマにした内容がほとんどなのですが、トルコをテーマにすると言うのが珍しくてすぐに食いついてしまいました。なぜトルコをテーマにしたのかは、席についてからすぐ頂いたメニューのリーフレットで判明しました。ペニンシュラの11番目のホテルがトルコのイスタンブールで開業した記念とのことです。トルコにも一度は行ってみたいですが、今の世界情勢や円安や自分の仕事を考えると無理かもしれません。
価格は8000円とアフターヌーンティーの中でもなかなか高額です。15%のサービス料と消費税は込みです。OzMall経由で予約し、何かのクーポンかポイントがあったので幾らか割引されました。

ゴージャスなシャンデリアがとてもムーディー

アフターヌーンティーは1階のロビーでもてなされると言うことで予約を入れた時間に訪ねると、そこはピアノの生演奏が響き渡り、天井が高く、落ち着いてゴージャスな雰囲気のロビーでした。平日の夕方近くという時刻もあってお客さんはまばらで、壁際のソファ席に案内してもらえました。ただ、テーブルはたくさん空いてるのにアフターヌーンティーで来店したお客さんだけは隣の席にどんどん詰めて案内されるのが謎でした。1テーブルくらい空けてくれてもいいのに…テーブルが広いのでまあいいかと思うことにしました。

トルコティー。濃いめ。

メニューには20種類くらいのお茶メニューがありました。ここには書かれていないけれど、コーヒーやカフェオレ、アイスティーなどもご用意できますのでお申し付けくださいとのことでした。時間内であれば何杯でも何種類でもおかわりは自由ですが、大体いつも3、4杯しか飲めないのでこれだけは飲みたいベスト3を決めなければなりません。1杯目はこのアフターヌーンティーに合わせて用意されたというトルコティーにしてみました。温かいお茶です。ブレンドティーとのことですがかなり濃いめの抽出されておりました。中東の人は甘いものが好きなので、これにたっぷりシロップを入れて飲むものをイメージしたのかもしれません。

スコーン2種類

量がそれほど多くないトルコティーを飲み切る頃にティースタンドがやってきました。まずは温かいうちにスコーンを食べます。プレーンスコーンはクロテッドクリームとイチゴジャムをたっぷりのせて食べました。バターが香るさっくりスコーンでかなり好みな感じでした。ホテルによってはスコーンが全く美味しくないことがあるのですが、ペニンシュラのスコーンは美味しかったです。もう1つはいちじくで、黒糖を使っているのかコクがあって美味しかったです。

銀のポット
熱くても掴めるように取っ手にホテルロゴ入りのカバー

2杯めはペニンシュラ東京のオリジナルブレンドティーにしてみました。アッサムがベースだったかな?飲みやすくて美味しかったです。ポットにはカップ2杯分くらい入ってます。

360度かわいいティースタンド

鳥かごをイメージしたらしいティースタンドには手の込んだフードが1つ1つのせられていて、とても華やかでした。でも360度映えてるので、どの面で写真を撮っていいのか悩みます。全メニュー撮るには少しずつ回して撮りまくるしかありませんでした。
まずはセイボリー面です。1番下はフェタチーズときゅうりのサラダが詰められたしょっぱい系タルトです。ミントやスパイスがほんのり香って、海外の飲食店の香り!と思いすぐにでも旅に出たい気持ちに駆られました。
その上のピザ風のものはフムスの上に揚げたナスをトッピングしたピタパンだったと思います。フムスはひよこ豆をベースにしたペーストです。しっかり味がついていて、ナスはぱりっとしていて美味しかったです。
1番上のグラスに入っているのはファラフェル。これはひよこ豆のコロッケです。ヴェジタリアンの人に好まれている食べ物です。グラスの底にディルが香るヨーグルトソースが敷いてあるのでディップして食べます。これもしっかり味がついていて満足感高かったです。油ってほんと美味しいですよね…

向かって左側はスイーツ、右下はセイボリー、右上はバクラヴァ(ラスボスの面構え)

スイーツとセイボリー混在面です。まずは右下の方から。
これはバゲットのオープンサンドで、スモークサーモンとレモンがのってます。オニオンピクルスなど酸味がきいてます。
その上に少し隠れてわかりづらいのですがロールケーキのようなものがあります。これはマリネチキンロールで、チキンと野菜がスイートチリマヨネーズと共にくるりとまかれてます。これも美味しかったです。セイボリーはどれもスパイスやハーブがきいていてしっかり美味しく、日本のアフターヌーンティーではなかなか味わえない異国の味で大満足でした。
その上にあるバクラヴァはピスタチオでした。バクラヴァはトルコだけではなく、中近東、中央アジアなどで広く食べられている郷土菓子です。フィロという薄いパイ生地のようなものに色々なナッツなどを何層にも重ねて焼き、焼き上がったものをシロップに漬け込むという甘いもの爆弾のような食べ物です。最近デパートか何かで売ってたものを食べた時は、日本人向けに甘さ控えめにしていたのか食べやすかったのですが、こちらのものはしっかりどっしり甘くてこの小さめサイズを食べるのにも一苦労でした。本場のものと同じくらいの甘さなのでしょうか。
真ん中のキャロットケーキは甘さ控えめでしたが、シナモンやカルダモンがしっかり香るタイプで、こちらも食べる人を選びそうでした。わたしは好きだなと思いましたが。トップにはクリームチーズフロスティングがトッピングされています。
左の2つのスイーツは次にまとめて書きます。

スイーツ面。さすがペニンシュラでレベル高かったなー

最後のスイーツ面。真ん中上はミルクチョコレートとローズのムースです。こちらは割と普通のフランス風のプチガトーでした。重め。
その下はシナモンミルクプリンです。シナモンがしっかり抽出されており、これはトルコ風だなと思いました。トッピングもデーツでしたし。ミルクプリンがまろやかなのでシナモンが強くても美味しかったです。
向かって左上はチェリーとヨーグルトのケーキです。色は強いですが、クリームに酸味がきいているせいもあってか甘さはそこまで主張していない感じでした。チェリーはトルコが発祥の地らしいです。
その下はトルココーヒーのタルトです。チョコレートタルトの上にコーヒーのムースがのせられています。コーヒーとチョコレートの相性が抜群で、スイーツの中ではこれが1番美味しかったです。いつか同じ構成で真似してしまうような気がします。

こちらはダージリン
こちらはパシフィックコーストミント

お茶はあと2種類飲みました。ほんとはダージリンを飲んで終わるつもりだったのですが、何故か酸味がきいたダージリンで何か間違えられたのかなーときいてみたところ、ホテルオリジナルでシャンパンの香りをつけているらしいです。要らぬ…
求めていたダージリンが味わえず不完全燃焼だったため、食後にパシフィックコーストミントを注文しました。ミントの香りが満腹感を和らげてくれて自分の選択に満足しました。
接客もとても感じが良くて、すぐに注文を取りに来てくれるし、質問してもすぐに答えてくれてノンストレスで過ごせました。雰囲気も落ち着いていて良かったのですが、唯一ピアノ生演奏でJーPOPが流れてきた時だけは、生演奏でも有線聞いてる時(もしくはオルゴールバージョン聞いてる時)と同じ気持ちになるんだなと思った次第です。全体的にとても満足したので、なかなか気軽には行けない価格ですが、メニューが興味深い時にまた行きたいです。

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