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マンゴーサイズ子宮筋腫事件簿②

採血はいつも夫にしてもらっています。
医療系の研究職に就きたい夫はまだ大学生。
今はアルバイトとして採血などをするところで働いています。

ちょっと嫁の採血させて〜と休みの日でも気軽にセンターへ行き空いている部屋で採血。

さて、検査が一通り終わって結果が出てから…次はGPが専門の先生に推薦状を送ります。

私の子宮筋腫の場合、子宮筋腫の手術ができる大きい病院に推薦状を送り…その中の先生の誰かに決まって…その先生から予約のための電話が来るようです。

ただ、この流れは一般的なパブリックのやり方。オーストラリアにはパブリックとプライベートの病院があります。

簡単に説明すると…日本の中学校みたいな?
公立だったらタダやけど…私立やったら高い。
公立はタダな分、行く学校や先生を選べない。私立は良さそうな先生など自分の好きな条件に合う学校を選べる。

パブリックだと基本全て無料。薬代以外は。
その代わり、先生は選べないし時間がかかることが多い。癌とかだと緊急性があるのでそこそこ早いんですがね。

プライベートは全額負担。その代わり自分で好きな先生を選べる。手術日も早い!なぜかというと…パブリックだと病院のルールに従わなきゃいけないけど、プライベートやと全権限先生にあるから自由がきくらしい。

私たちは一刻も早く手術したかった。
というのが、一年ちょっと前に検査をしてもらいその時子宮に何の異常もなかった。この一年で急に10センチになったということ。

けどプライベートがいくらくらいか相場も分からない。パブリックはいつ連絡来るかも分からないのでとりあえず、プライベートの先生を探して診察してもらいいくらくらいなのかとか詳しく聞きに行こうということになった。

夫、評判のいい先生を探しまくり数人に絞り電話するが、どこも予約がいっぱいで1ヶ月後とか言われてしまった。早めで取れたのが3週間後。でも次の日1ヶ月半後くらいの予約しか取れなかったところが、キャンセルが出たので明日診れますよとわざわざ電話してくれた。

この時は死ぬほど嬉しかった。
気持ちはお腹に爆弾を抱えている気分だったから。GPはおそらく手術で筋腫だけ切ってその後妊娠できますよ。と言ってくれたがおそらく。専門医の話じゃない。筋腫の位置によっては難しいんじゃないか?とかどんどん不安の沼に沈んでいく感じだった。

その先生は有名な産婦人科の先生で、待合室にはズラリとこれまで取り上げた赤ちゃんの写真とお礼のカードが飾られていた。

自信に満ちた先生はさらりと言った。
大丈夫。実に簡単な手術だよ。パッとお腹を開けて筋腫を切り取るんだ!お腹を切った後は、リスクを考えて出産は帝王切開だよ。
また筋腫が出来るといけないから、子どもが欲しいなら待たずに傷が治ったらすぐに妊活するだよ?

私は情報量が多すぎて不安が募った。
なぜか分からないけどその先生は信頼できなかったし、とても高かった!

診察だけで二万円くらい。
しかも5-6分話しただけ。どんなけ高い初診料だ…
手術も150-170万はかかると言われた。

こういう時のために保険に入る人も多い。
私たちも入っていたけど、手術などの医療関係のカバーをし忘れていた。
歯医者などのカバーはしっかりしているのに。

つまり150万+数回の高い診察料…
下手したら200万円近くかかってしまう。
サム君はまだ学生だし、結婚する時のビザに70万円、家具などにもお金がかかったのであまり貯金がまだなかった。

そして3週間後、もう1人の先生の診察を待つことにした。

手術まで一気に書けるかと思っていましたが色々順序立てて書くと全く追いつかないので、次回、私の手術をしてもらうことになった先生編!

私と似たような境遇の人が読んだ時に少しでも助けになりますように。

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