岸田奈美著「もうあかんわ日記」を読んで
ある方から、「もうあかんわ日記」読んだ?と尋ねられた。
「読んでない」というか、知らない。
すると、その方は、すごく驚かれていた。
相当有名な本らしい。
で、読んでみた。
なんだ、この文章は!
たしかに日記だけれど、ただの日記ではない。
次が読みたくなる。
時々出てくる筆者の、知識量。
今どきのこともあれば、
これ、オッサンしか知らんだろ!というようなことも、
文章の中に散りばめられていて楽しい。
それも、難しい内容でなく、本当に分かりやすい。
だからこそ、この本を手に取る人が多いのかも知れない。
そして著者の年齢は、まだ20代中盤というから、さらに驚いた。
細かいことは、ここでは書かないが、
岸田奈美さんの文章には、「愛」がある。
とてもそれが心地良い。
その大もとは「家族愛」だと感じる。
そして、笑い。
きっと辛いこともあるだろう・・・
でも、日々のできごとの笑いの中で、見えない(書かれていない)部分も、
読者には想像できてしまう。
本を読み終えて、
素敵な作家に巡り会えたことに、感謝したいと思った。
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