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素人だからこそ押さえておきたいマイホーム買う時の注意点

私は40代でFP2級をとりましたが、最初にマンションを買った時は36歳で資産形成や不動産などの知識はあまりありませんでした。それでも
・最初のマンションは880万+120万のリフォームで2年住み1060万で売却
・2度目のマンションは2700万で購入し12年経過の2022年現在3500万の価値でローン完済済み
という状況ですのである程度うまくいったのかと思います。
FP資格を取った今だからこそ振り返ってみて注意した方が良い点(その時なぜうまくいったのか)を整理してみたいと思います。

1.中古物件を購入する

新築にこだわる人もいますが、中古の方が確実にコストパフォーマンスは良いと思います。新築は購入した瞬間に何割か価値が落ちると言いますし、長年住むことを考えると数年の違いなどを気にするより住む場所とか立地条件などを優先で考えた方がよいです。
当然以前住んでいた人の使い方などによって違う事もありますが、事前にきちんと内見して確認することはできます。
最初から新築にこだわると選択肢が狭くなりますのでまずは中古で色々探してみることをおススメします。

2.最低限の制度の理解

私が最初に購入したマンションは昭和58年築で古くてかなり安かったです。でも1981(昭和56)年に行われた耐震基準より後に作られていたことで価値は維持されて一定の値段で買い手がつきました。
他にもいくつかの耐震基準がありそれを満たしているかどうかは大きく違います。この程度の情報はネットですぐ出てきますので最低限は押さえておきましょう。私も耐震基準と管理会社が重要という事だけはしっていたのでそれを基準に選びました。
特にマンションは資産価値が条件により大きく異なります。立地条件や住環境などは見えやすいですがこういった築年や管理会社の情報は見えにくいのでしっかりおさえておきましょう。

耐震基準が違うと建物の価値は大きく変わる

3.10~15年程度で完済可能な物件を選ぶ

住宅ローンの何が一番の負担かといえば金利の支払いです。
35年ローンなどで購入する人もいますが35歳で借りたとして支払いがおわるのは70歳。そこまで働けるかどうかを考えた方がよいです。
また、年数が長かったり、頭金が少なく借りる金額が多くなればそれも金利負担が増える原因です。2022年8月時点では変動なら0.5%、固定なら1%程度で借りられますが、それでも3000万借りれば元金は少しずつ減るとはいえ500万とか1千万といった額をトータルで金利に払うことになります。
しかも変動金利だと今後のインフレに伴って米国のように金利引き上げがあったら一気に負担が増えます。年数が長いとそういう社会情勢の変動にも巻き込まれますので、ある程度目途がたってからローンでの購入をしましょう。

高額物件でローンが多くなればコストもかかる

4.まとめ

取り急ぎポイントとしては
・中古物件を考える
・不動産の制度を理解する
・ローンを組むなら10~15年程度で返せる物件
だと私は思ってます。
当然自分が住むための日当たりや病院や学校の場所なども気になるとおもいますが、資産形成をするなら不動産購入は大きなイベントですので最低限の知識を理解しておいてほしいと思います。これで失敗すると投資や貯蓄の数年分などあっという間に消滅します。
素人だからこそある程度の勉強はしておいて不動産会社のカモにならないようにしておきましょう。こういった小さな努力が資産形成には大事だと思います。

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