【No31 地域とは】
例えば、地域で生きずらさを抱えている方に対しては、その人に対して、支援していくことも大切だが、地域に対して発信していくことも大切だ。
その方が地域で居場所がなかったり、地域で孤立していれば、その方の行動は、地域の人々にとって迷惑になる可能性が高い。
それは、自分自身を守るために他者にネガティブな感情を持って関わったり、その方は、人と関われない状況では、良い行いなどは意味を持たないからだ。
しかし、人は一人では生きてはいけないため、その人を支援して、周りの方々との接点に着目して、その方の良い部分を伝えたりしていくことが必要だ。
そうして、その人が再び地域で生きれるようにすることが必要だ。
で、当然、そこでその方が生きれるようになれば他の困っている人にとっても過ごしやすい地域になる。これは好事例だと思う。
では、それはどうなることを意味するのか?
僕は、地域住民と困っている人がお互いを知ることだと思う。何も、地域住民と困っている人が何かを一緒に企画して行ったとかそういうものではなくて、お互いを少しでも理解することだと思う。
それが難しいと思う。例えば散髪屋なら、大抵は業務的な関わりになる。ただ、例ですが個人の散髪屋なら、そこが高齢者の居場所になっていて、高齢者、散髪屋、支援者と言葉を交わすこともある。その先には、散髪屋の思いが聞けることがあったりする。もちろん高齢者の思いも。
そういう関係性が良い事例のきっかけのように思う。