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【治療日記7】専門の先生登場!血圧コントロール開始

今日は血圧のことで、同じ病院内にある総合診療科を受診した。
同じ病院内といっても、病棟も違うし初めてなので、ちょっと緊張した。
身長、体重、血圧を測り、問診票みたいなのを書いて待つ。担当はM先生。診察室の前で呼ばれるのを待っていたら、中から時折笑い声も聞こえてきて、元気な先生をイメージする。明るくていい先生だといいな、と思う。

名前を呼ばれて入ると、先生の後ろに白衣を着た若者が2人。大学附属病院なので、勉強のために実際の診察を見学することがあるのだ。もちろん患者には受診前に説明があり、了承したらサインすることになっている。
診察室が狭いこともあるが、先生との距離がすごく近くて、なんだか迫力がある。
小柄だが、がっしりした体格で、声が大きい。
自己紹介すると、後ろの学生さんのことも「僕の診察を見たいっていう奇特なヤツらがいますけど、よろしく」と言い、皆から笑いが漏れる。
つかみはオッケーってやつだな。
挨拶しただけで、きっと人気のある先生なんだろうなとわかる。そういう雰囲気が滲み出ていた。

高血圧や薬についての説明もテキパキとしてわかりやすく、こちらの質問にもしっかり答えてくれる。
「血圧というのは、僕らは平均を見ます。だから、1日くらい190が出ても焦ることはない」
「朝は2回測る。それでいい方の結果を書けばいい」
「夜は測らなくてもいいくらい。神経質にならないで」
いろんな言葉をくれた。

そして、高血圧を改善する食べ物の話や、これから飲む薬の話へ。
「再発がんの状態はどうなんですか?」と先生。
「うーん、あまりよくはないです」
「じゃあ、早くレンビマの量を戻せるようにしないとね」
明日から朝は2種類の薬を飲み、夜は1種類飲む。普通の高血圧の人への処方とは違い、私が早くレンビマを20mgに戻せるようにしようと考えて処方してくれた。
次の受診は3週間後。うまく血圧コントロールできるようになっているといいのだが。

最後に先生は私の目をしっかり見てこう言ってくれた。
「これからは僕も伴走しますから」
なんて心強いんだろう。一瞬で自分の目の奥が熱くなるのがわかった。
頭を下げて診察室を出た。後ろの白衣の学生さんたち、頑張って勉強して、こんな素敵なお医者さんになってね、とこっそりエールを贈った。

また良い先生だったなぁと思う。私が出会う先生はみんな優しくて頼りになる人ばかり。重い病気の時に信頼できる先生にみてもらえるということは、本当にありがたいし、幸運だと思う。

夫が近くのサイゼリアで待っていてくれたので、そこに行ってほうれん草のパスタを食べた。
帰ったらさすがにぐったりしていたので、少し寝て、それからまた原稿を書いた。なんとか今日の締切に間に合った。

お腹の痛みは相変わらずあるけれど、この間のような死にそうな痛みではない。また痛み止めでなんとかなる程度になった。
あとは少しだけ倦怠感があるのと、食欲低下。体重がまた1キロ減ってしまった。ヤバい。もうちょっとで40キロを切ってしまう。
ちゃんと食べて運動して筋肉をつけないといけないが、まだそこまで余裕がない。
少しずつでもがんばろう。

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