ブレイキングDWN kintone vs Power Platformの振返り
2024/3/30に開催された
ブレイキングDWN kintone vs Power Platform の備忘です。
ブレイキングDWNというものの、お互いの良さを愛でる会というのがこのイベントの趣旨です!
現在進行形で修業が思いのほか苦行となっている(=私の能力が低すぎるだけ)Power AppsをはじめとしたPower Platformと、今まで気になっていたけれど触れたことのなかったkintoneの比較ができる良い機会!!と思い参加しました。
スポンサーセッション
サイボウズ株式会社 にっしー♡(西尾)様
まずは、今回会場を提供してくださったサイボウズ様の広島オフィスを紹介していただきました。(そういえば昔デヂエを使っていたなぁ・・・。)
オフィスのコンセプトは「スタジアム」
広島駅を出て、ズムスタとは真逆の方向に位置しますが、スタジアムのようなワクワク・熱狂感を与えられるように!というコンセプトが設定されているそうです。
個人的には、壁にお好み焼きのヘラが描かれていたことに目が行きました。
明るくてきれいで遊び心も点在する素敵な空間でしたよ。
両サービスの紹介
kintone 安藤さん
Power Platform kuro.さん
さてメインセッションの前に、両者のサービスについて格闘が繰り広げられます。
第一回戦 製品概要
先攻:kintone
・導入担当の93%が非IT部門
(文系管理職なのに~画期的な業務アプリを~シュシュッと作れちゃう俺~~♪のCMがとても印象的)
・データベースとコミュニケーションがひとつになっている
(レコードの右側のデータじゃないところにチャット欄がある)
・チームで使うことが前提なので最低ライセンス数は「5」
後攻:Power Platform
・業務アプリに限らず、ゲームや楽器が作れる
・利便性は、だんぜんMicrosoftの範囲を超えたデータ連携
・編集する力が必要
(思いついたことは何でもできる。それができないのは力不足なだけ!←kuro.さん談 耳が痛い私)
第二回戦 データはどうやって持つの?
先攻:Power Platform
動画を用いてプレゼン
・構造化されたデータを用意することが前提であり常識
後攻:kintone
kuro.さんの動画で作成していたアプリをkintoneで再現
・構造化されたデータを使うことはPower Platformと違って常識ではない
(思いつきで後付も可能で、使っていて不便なところを整備していく感じ)
中間ジャッジ(参加者Nさん)
デモのうまさは安藤さん!(=kintone)
Power Platformの攻撃を受けて、デモで見たアプリを速攻でを再現してしまったところが評価されました。
第三回戦 UIについて
先攻:Power Platform
・プロパティペインを使って(JavaScriptやcssを使わなくても)書式編集が可能
・画像や音楽も入れることができる(梅の花を挿入する実演)
・努力の敷居は高いけど、自由なアプリが作れる
見た目にこだわり、ある意味自由度があるアプリ作成が可能。ただし、陰にデータがあることが前提
後攻:kintone
・画面先行で思いついた通り部品を配置していく
・あらかじめ決まったように作ることがkintoneの癖
・画像挿入は頑張ればできるが頑張らないと入れられない(JavaScriptを使う)
サクサク作れるけど決まった書式UIになるのが泣き所だけど、逆に制限があるので作りやすいと感じる
中間ジャッジ(参加者Nさん)
梅の花をさっと挿入できたところでkuro.さん!(=Power Platform)
これで五分!
所感
メインセッションの観戦したかったのですが、野暮用のためここで退場。
両者を比較して感じたメリットデメリットは下記の通り(あくまで私論です!!)
kintoneのメリット
・UIがカチっと決まっている=分かりやすい
・コミュニケーションツールとしても使える
・細かいことはいいから!四の五の言わず、直感的ササッと作ってチャチャっと共有して業務を回す!っていう私個人の性格に合っているツール
kintoneのデメリット
・野良アプリが乱立しそうな予感
・最低5ユーザー必要
Power Platformのメリット
・Microsoft365のアカウントを持っていればOK
・Power AppsからPower Automateに連携して承認などの自動化が可能
・レスポンシブデザインにも対応していて、デザインの自由度が高く、趣味から大規模なプロジェクトまで、幅広く活用できる
Power Platformのデメリット
・チーム開発に向かない
・アプリを作成する前に準備が必要(直感的に作れない)
まとめ
Power Appsを勉強してきた私の個人的な意見ではありますが、
kintone は ノーコードツール
Power Platform は ローコードツール
という結論に至りました。
どちらが良いとか論じる前に、自分がやりたいことを実装できるツールを使えば良い!ただそれだけ。
今回の登壇者お二人とは、このイベント前からお付き合いがありました。
kuro.さん:職業訓練校の入学試験で受験番号が前後だった元クラスメイト
安藤さん:元職で担当させていただき、大変ご迷惑をかけた会社の社長さん(企業体質とはいえ、本当に申し訳なかったです)
今回のイベントでツールの知識を深めた以外に感じたことは、安藤さんのプレゼンのうまさが際立ったこと。kuro.さんのように皮肉やディスりが全くなく、途中、Power Platformを立ててkintoneを下げる余裕(?)にも感服しました。
今回のイベントに参加した結果、ワクワク感や使ってみたい衝動に駆られたのはkintoneでした。
来週の土曜日は、Power Appsのイベントに参加します!こちらも楽しみ!
最後に、会場提供をしていただいたサイボウズ様、企画運営のビットゼミ豪先生にも御礼申し上げます。ありがとうございました!!
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