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PdMの仕事を標準化する | 元リクルート 笠井がジョインした3つの理由
スタートアップを工場のように生み出していくスタートアップファクトリー事業を営むBLUEPRINTにおいて、非常に大きな存在意義を持つ職種がPdM(プロダクトマネージャー)です。
今回は、BLUEPRINTでプロダクトマネージャーを務める笠井 光(かさい ひかる)のインタビューをお届けします。2022年6月に副業でジョインした彼は、早くもPdMとして活躍し、8月に正社員となりました。
この記事では、彼の経歴や感じているBLUEPRINTの魅力、PdMに求められる資質などをご紹介します。スタートアップのPdMとしてのキャリアを志している方は、ぜひお読みください。
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SaaSのPdMに必要な環境が揃っている|BLUEPRINTを選んだ3つの理由
ーー はじめに、笠井さんの経歴を教えてください。
新卒でリクルートに入社しました。
リクルートでは、営業や事業戦略・PdMなど幅広い業務を経験してきましたね。その中でも長く務めたのがPdMです。店舗業務向けソフトウェアのプロダクトオーナーとして、立ち上げから関与し、全体の責任を負う重要なポジションを務めました。
ターゲットは飲食店で、特に小規模の店舗です。当時の飲食店は経営管理ツールの導入があまり進んでいなかったため、かなり先進的な取り組みでした。
ーー BLUEPRINTにジョインしたきっかけは何だったのでしょうか。
Linkedlnで話を聞いたのがきっかけでした。
とはいえ、当時は転職を考えてLinkedlnを使っていたわけではありませんでした。リクルートで人材のサービスを担当していたため、勉強のためにいろいろな人材サービスを使う必要があり、LinkedInもそのひとつでした。
そのときに、たまたま声をかけてもらったのがBLUEPRINTです。CEOの竹内さんやCPOの鶴岡さんとお話しして、SaaSのPdMに必要な要件が整っていると感じました。そこで興味を持ち、副業で関わってみることにしました。
ーー 具体的にはどういったポイントに惹かれたのでしょうか?
1点目は、ファイナンス戦略の精緻さです。
SaaSのスタートアップはどうしても資金不足になりやすく、ときには無理な調達をしないといけないことも多くあります。BLUEPRINTには、今まで積み上げたキャッシュがあること、会社設立前からCFOが詳細なファイナンス戦略を描き切っていることから、その心配はないように感じました。
2点目は、マーケットを選定するスタンスです。
新規事業を立ち上げる上では、マーケット選定が非常に重要です。事業の成功 / 失敗を決める最も支配的な要素と言ってもいいでしょう。
会社によっては、社長がその領域の専門家であるというだけで、収益性や成長性を考慮せずにマーケットを選んでいるところもあります。一方、BLUEPRINTでは、専門性を持っていないことを逆手に取って、収益性や成長性ありきでマーケットを選び、業界知見はあとからスピーディーに身に着けるという手法を取っています。
もちろん、これは簡単なことではないのですが、BLUEPRINTには業界構造を正しく掴み、各プレイヤーとの関係性をゼロから構築できる人材が数多くいます。そのため、立ち上げるすべての新規事業で勝てる確実性があると考えました。
3点目は、私の介在価値です。
私は自分自身を開発業務の標準化に強みを持つ人間だと考えています。BLUEPRINTのように、いくつものプロダクトを次々に立ち上げるのであれば、会社やプロダクトによらない、PdMという職種が考えるべきことの共通項を洗い出し、その抽象的なノウハウに熟達しなければなりません。
以前のBLUEPRINTは、営業には圧倒的な強みを持っていましたが、逆に開発部分は手薄になっていました。このとき、ここに私が参画すれば、営業と開発の二刀流で戦える最強の組織になると考えました。
ーー 笠井さんは8月から正社員として本格的にジョインするとのことですが、フルコミットをしようと考えたきっかけを教えてください。
一緒に働く中で、スタートアップならではのスピード感に大きな魅力を感じました。私はリクルートでさまざまな業務を体験できたこともあり、PdMとしての打ち手の幅広さを強みとしています。
これだけスピード感のある組織であれば、この強みを最大限に活かし、大きな成果を出せるはずだと感じました。
もちろん、リクルートも大企業の中ではスピード感がある方です。しかし、ビジネスモデルは完成していますし、プロダクトも一定以上まで成熟していますので、スタートアップと比べると、問われるスキルが違います。
大企業ではデータ分析力やシステムの知識が深く必要になりますが、スタートアップでは営業力や戦略構築力、コスト管理力などの広く必要になりますからね。
魅力的な環境も整っていることに加え、このような最後のひと押しもあり、正社員として本格的にジョインすることを決めました。
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プロダクトへの強い熱意こそがPdMに必要な資質
ーー BLUEPRINTで担当している具体的な業務内容を教えてください。
私は、プロダクトマネジメント・採用・事業開発の3つを担当しています。プロダクトマネジメントでは、図面管理システム「ズメーン」と建材情報プラットフォーム「建材サーチ」に関わっており、ビジネスモデルの検討など、戦略面から事業に携わっています。
採用では、デザイナーやエンジニアなど、開発チームを作るために必要な人材の採用を担当しています。自らチームをつくり、そこで開発をしています。
ーー 笠井さんが考える、PdMに必要な資質とは何ですか?
最も重要な資質は、ユーザーが熱狂するようなプロダクトを提供し続けることへの強い熱意だと思います。
プロダクトマネジメントには、一次情報を積極的に取りにいく姿勢やシステムデザインへの深い理解、あるいは営業力など、あらゆるスキルが必要です。そして、こうしたスキルをいかにスムーズに獲得できるかはプロダクトへの熱意に懸っていると考えています。
次いで、ロジカルシンキングも重要です。PdMが最適なプロダクト像を考える際には、ものごとを構造的に整理して、具体と抽象を行き来することが必須ですが、これだけは熱意があっても急成長させるのが難しいスキルだと考えています。
また欲を言うのであれば、ただ論理的なだけでなく、常識にとらわれない非連続的な発想もできるようにしたいところです。
ーー PdMにも営業力が問われるのですか?
ユーザーからの一次情報を取りに行くという点で、営業力は非常に重要です。
一次情報収集の重要さは、世の中のほぼすべてのPdMが理解していることではあるのですが、徹底的に実践できている人はほとんどいないと考えています。
私の場合は、前職で営業職も経験し、飛び込み営業もやりました。そのため、さまざまなステークホルダーと関わることにも抵抗がないですし、信頼関係を構築するスキルや欲しい情報を引き出すスキルにもかなりの自信があります。
ヒアリングに取り組む際には、翌日からその会社でその人の業務を代わりにこなせるレベルを目指しています。
このように、プロダクトマネジメントだけでなく営業の経験もあるということも、私の大きな強みになっています。
ーー その他の強みについても教えてください。
チームづくりが得意だという点ですね。
チームマネジメントにおいては、脳内にあるものをいかにチームの暗黙知に落とし込めるかが重要になります。PdMはユーザー・ビジネスモデル・システムなど、幅広い情報を総合的に考えるだけでなく、最終的な判断を一つひとつのUIや一行一行のコード、細部のテストケースの品質まで行き届かせなければなりません。
そして、それらを直接的にやるのはPdMではなくチームにいるひとりひとりのエンジニアやデザイナーです。そのため、長期的にプロダクトの価値を最大化させていくためには、チームづくりは非常に重要です。これができることも、私の強みのひとつです。
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選りすぐりの人材と面白い仕事が揃った環境|BLUEPRINTで働く魅力
ーー 笠井さんは子育てしながら働いているとのことですね。BLUEPRINTは子育てしながらでも働きやすい環境ですか?
BLUEPRINTは成果にコミットさせる会社です。そのため高いパフォーマンスが出せれば、働き方は一任されます。特に、PdMの仕事は働く時間や場所の自由度が高く、基本的にはフルリモートで働けています。
もちろん、そのために工夫していることもあります。Slackで頻繁に連絡を取れるようにしていますし、5時に起床して妻が起きるまでの間は子供の面倒も見るようにしています。
ーー 5時起き!すごいですね…!そこまでやろうと思えるBLUEPRINTの魅力は何でしょうか?
ひとつは、人が精鋭しかいないことですね。特に経営陣はスキルが高いことはもちろん、積極的に手を動かします。そのため、安心して背中を預けられます。
また、スピード感についてこれるなら、常に面白い仕事が降ってくる環境も魅力的です。やればやるほど、人生を何倍にも濃縮したような新しい体験を味わえます。
加えて、待遇についても、パフォーマンスが適正に評価され、それに見合った額の報酬も設計されています。大企業からスタートアップに転職をすると給与を下げなければいけないことも多いですが、BLUEPRINTではそのような心配はありませんでした。
プロダクトを成長させ、PdMの仕事を標準化したい
ーー 笠井さんが今後BLUEPRINTで成し遂げたいこと教えてください。
まずは、ユーザーに愛されるようなプロダクトをつくり、提供し続けたいですね。これからたくさんのプロダクトに関わっていくことになると思いますが、そのすべてを最高のプロダクトに成長させていきたいです。
また、PdMとしての働き方を整備し、PdMの仕事を標準化したいという気持ちもあります。PdMという言葉自体、日本ではここ5年・10年で広まってきた新しい単語です。
そのため、特に大企業では職務定義がうまくできていないことが多く、キャリアがフィットしていない場合も多々あります。
BLUEPRINTはVertical SaaSのプロダクトを次々を生み出していく会社ですが、CPOの鶴岡と私以外、PdMのような働き方をしている人材はいません。
PdMの働き方を整備することでいいプロダクトが生まれるということを、率先して示していきたいですね。溢れる熱意を持ったPdM達が、自身の熱意を反映して働けるような企業にしていきたいです。
ーー 笠井さんが一緒に働きたいと思うのはどのような人材ですか?
24時間ずっと自分のプロダクトを考えてしまうような、強い熱意を持った人材です。
もちろん、24時間働いて欲しいということではありません。日常生活のふとした瞬間にもプロダクトのことを考えてしまうような、それくらい溢れる熱意を持った人材と一緒に働きたいですね!
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おわりに
今回は、BLUEPRINTのプロダクトの成長を支える笠井 光のインタビューをお届けしました。
BLUEPRINTでは、確実に伸びる領域を見極め、仮説検証を繰り返して事業を展開しています。そのような事業作りにゼロからコミットするのが、PdMの仕事であり、BLUEPRINTにおいては欠かせないポジションです。
BLUEPRINTは、「退屈しない未来の青写真を描く」というミッションを掲げ、事業の創出を仕組み化して、世界を非連続的に進化させようとしています。
現状の仕事に退屈し、チャレンジする機会に飢えてしまっている方、自身の価値を最大化した先に見える景色を見てみたい方は、カジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。
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