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燃え盛る世界

その世界の7割は、真っ赤なマグマの海。
その海の下には、黄色く長い地脈が無数に広がる。
マグマの海の熱さからか、嗅覚と喉を焼き尽くす。
茶色の円盤船も、その姿の半分を飲まれている。
円盤船はおそらく、周りを囲む黒い城壁を超えるのがやっとだったのだろう。
世界に残るわずかな緑が、まだ飲まれまいと必死に根を張っている。

天変地異が起こったのは世界が創られて間もなくだ。
その世界の上空にブラックホールが出現。
世界が飲まれ始める。

マグマの海が次々と「個」を作り吸い込まれていく。
黄色い地脈も凄い音をたてて上に上がっては吸い込まれる。
いよいよ黒い城壁の崩壊も始まった。
マグマに飲まれ、崩れながら上空へと上がっては消える。

隣国へも侵略は始まったようだ。
無数の白い雲が飲まれ始めたようだ。
そこからは一瞬だった。

地脈と同時に徐々に緑も失われ、円盤船が消え去るのは
あっという間だった。

時折、黒い城壁は隣国に吹き飛び、白い雲と同時に
ブラックホールに勢いを増して吸い込まれた。

ものの10分足らずだろう、世界は姿を変えた。

わずかなマグマの海だけが、そこに残った。

数滴の雨が落ち、その世界は終わりを告げた。

しかし、また世界はすぐに造られるだろう。
創造主の匙加減で、世界は姿を変えながら
何度でも再生される…






はい、茶番にお付き合いいただき、ありがとうございます。
これはですね、僕が山岡家の辛みそラーメンのり増しを
食べている情景を、かなり中二病臭く書いてみた記事です。笑

読み返してみると中々面白いと思います。笑

くだらない記事、大好きです。
暇つぶしになれたなら、幸いです。笑


蒼星和馬

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