話を聞いてない次男

長男はパンパンにはちきれそうなほど空気が入った高反発のボールみたいに、何でも跳ね返す。ちょっとの刺激にも敏感に反応し そして受け入れない。

次男は全然違って、低反発枕みたいに、なんでも吸収して受け入れるが、全然跳ね返りがない、手応えがない、吸収されるが聞いているのかどうかも分からない、受け入れているのか、受け流しているのか。

長男は学校の先生の話も一言一句聞き逃さず、聞いていて、一言でも矛盾点や理不尽さが感じられることが聞こえると反応して突っかかる。

次男は聞いてるのか聞いてないのかもわからない。まあ大体聞いていないが、たまに意外と聞いていたりもするw

話を聞いていないのはなんでなんだろう。
多分、聞き流す癖がついているんだと思う。
兄が反発し、親と言い合う、その激しい言い合いを聞いて育った彼は、その間黙って聞き流す。びっくりしないように、聞こえないふりをして耐えてきた結果、ぼーっとして聞き流す癖がついてしまったのかもしれない。

そこは私も反省と後悔があるが、そうは言っても、話を聞いてもらいたい。
どうしたら話を聞いてくれるようになるのだろうか。

小さい声で話しかけても聞いてくれない時 、大きい声で言いたくなる。

これは本能的にしょうがないと思うが、それでは、その時は聞いてくれても、結果的により聞き流す癖を強化してしまうことになる。

うるさい声は聞き流す癖がある彼に、うるさい声は効果なしなのだ。

しかし、大きい声で言う以外に、話を聞いてもらう工夫って思いつかない。

近寄ってトントンと肩を叩いてから、話すとかはよく言われている方法だが、毎回そんなことして居られるかぁ!?
って時もある。

まずは、本人が聞こうと思ってくれることが大事なのだろう。
聞いていないと自分が困ることがある、という焦りを感じるとか、
聞いていたらいい事があった、という体験をするとか。

あとは、聞き流す癖がなくなるぐらい、家族の会話がいつも楽しいものになれば、一番なのだろう。
それには、たくさんの壁が立ちはだかっている…。
ごめんね、次男。

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