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わたしの生き甲斐

「生き甲斐」って常に考えていることではないけれど、人と関わっているとふとした時に思い出します。

たとえば、普段人間と接している中で、「なんでそんなに優しいの」とか、「すごい」って言われます。(断じて、自慢ではない)

自分が褒め言葉で「優しい」と言われるのがダントツ一位なのは、気遣いのできる日本人だからでも、人に好かれようとしているからでもない。(ある程度両方あるかもしれないが)

わたしの生き甲斐は、人を「応援する」ことだ。

前までは「助ける」って言い方をしてたけど、上から目線な部分があって嫌だなと最近思い始めている。

親との関係性をきっかけとし、私は人間の些細な感情の変動や表情を読み取るのが得意というか、無意識にしていることに気づいた。だから空気も読めたりするほうで、誰かが困っていたらすぐ声をかけるタイプ。

そんな部分があり、自分を含め、周りには悩む人間が多く、小さい頃から「悩むこと」と向き合う機会が多かった。悩み相談を聞く機会もたくさんあり、自分が悩まされることも数え切れないほど。

そんな中、私は人間が悩む理由を考え始め、それに対してどのように対処できるかを考え続けてきた。同時に、カミュとかのニーチェとの出会いがあり、自分はなぜ生きているのだろう、なんのために生きているのだろうと深く考えた時期があった。

私は、人間が大好き。だから、人間に寄り添いたい。人と話していると新たな発見、自分にはしたことのない体験談に感動したり、また、自分といかにも似ているかと思わされる瞬間が多々ある。そんな瞬間一つ一つが私にとって何よりも大切で、生きていてよかったなって思える。

他者を全力で応援することによって、あの頃救えなかった過去の自分も「救いたい」し、大切な誰かの側にいて、その人の心の拠り所になれるような存在にもなりたいと思うし、誰かに新しい視点を与えられるような面白い人間になりたい。

人を「応援する」わたしを見て、理解ができないあまり驚かれたり、生き甲斐を説明しても「すごい」って言われて終わることが多いけど、私にとっては別に凄くないし、あたりまえで、もはや日々生きる理由。それによって普段疲れることもなければ、無理もしていない。

だからこれからも能動的に人を愛して、人生に新たな発見や希望を与えられるような人間になりたい。


blue.
cover photo: tim bogdanov

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