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【読了】なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない

ホントは別の本を買う予定が見当たらなくて、たまたまこのタイトルが目に止まった。

中堅の臨床心理士が、この世界を少しでも生きやすくするための「補助線」を自身が携わったカウンセリング事例を元に(もちろんクライアントのプライバシーを考慮して脚色された上で)さまざまな角度で語られています。

この自己責任が当たり前となった世界を「夜の海」と例え、その中でいきる私たちを「夜の海に漂う小舟」と表現しています。

この「小舟化」という表現がものすごく私の中でしっくり来て、また私自身も「夜の海に漂う小舟たち」をささやかながらサポートする仕事をしているのもあり、この本の中に登場する人たちの姿をとてもリアルに感じることが出来ました。

そういう私もかつてカウンセリングの先生にお世話になっていました。
それこそ時には泣きながら面談にのぞんだこともありました。
あの時先生はどう見ていたんでしょうか。

そんなことも思い出していました。

…ここまでは以前Instagramで書いていた内容。

あれから少し日が経って、ジワジワ思いだすのは「ポジティブとネガティヴ」のくだり。
〝シンプルな幸福論〟が生きづらさせているかということを書かれてますが「ああ、確かにそうだなぁ…」と思うことばかりです。

この辺はもう少し読み込むべきなのかも知れません。

そういえば冒頭に「買おうと思ってた本」はこちらでした。

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