朝活@富山 「また会いたい!」と言われる一流の話し方

今回の講師は、桑野麻衣さん。

桑野麻衣さんは、研修講師の方で、最近「「また会いたい!」と言われる一流の話し方」という著書を書かれた方です。

ご経歴は、
ご経歴は、以前ANA(全日本空輸)のグランドスタッフで羽田空港DIAMONDメンバー専用カウンターで勤務の後、オリエンタルランド(ディズニーランド)に出向され、その後研修講師として独立された方です。

世界屈指の旅客数を誇る羽田空港のグランドスタッフというだけで、勤務はハードな印象です。
DIAMONDメンバーという年に数十回と飛行機に乗っている、最上級会員を接遇するカウンターで勤務されていたとのことで、最上級のお客様のハードルの高いお願いに丁寧に対応しなければならない、最高にハードな経験をされています。

私事ですが、(私も別の航空会社のカウンターで、別の航空会社の)最上級会員としてたまにこだわりのお願いをすることがあるので、対応する方はハードだろうと想像してしまいます。

それは、さておき、今度はオリエンタルランドに出向され、出向先でも、社風の違いから疎外感を少し感じておられたそうなのですが、これも組織に溶け込んで行くことにより疎外感を克服されたとのことです。

独立された後も、「昔の話ばかり聞きたくない」といったアンケートの他、色々厳しいフィードバックを受けたり、またハードな道を歩まれてきました。

桑野さんは、厳しい環境で厳しいフィードバックを受けてきたからこそ、そのフィードバックに真剣に向き合い、一つ一つ、「こうすればよかった」、「ああすればよかった」、と考えに考えてきた体験があったのだろうと思います。
その考えて考え抜いた表現や対応を話していただくことで聴き手に深い納得を与えられるのかと思いました。

桑野さんが、おっしゃるには、話し方をよくしたい、という願望の先にはの先の人間関係を円滑にしたいという願望があるとのこと。
話したことが伝わって初めて、人間関係の構築が始まるはずなのに、話したことすら伝わらない。では、人間関係を円滑にするまでには至りません。
話したことを伝えるためには受け手がどう受け取るのかを常に考えて話すことが重要とのこと。
私はそのお話を伺って、受け手のことを常に考えて話すには、常に少なくとも二つの方向性から考えたり話したりする必要があると思ったりしました。

信頼されるけど好かれる、ポジティブな面で人は動くけどギャップを埋めるためにも人は動く、相手の価値観を大切にするには自分の価値観を大切にしなくてはならない。
こんな二つの違った要素がいつもつきまとう人間関係、
人間関係は面倒だけど人間関係にしか味わえない幸せがある。という二つの違った要素のある人間関係の面白さと複雑さとを桑野さんも楽しまれているのかもしれないと思ったりします。

見方さえ変えれば、話し方、いや、人間関係も変わるのだ、ということを本当に教えていただいたお話だったような気がします。


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