若者のすべて

朝起きること、仕事に行くこと、ご飯を食べること、昔好きだった音楽を聴くこと、映画を観ること、身体を動かすこと。ここ最近やっと肌寒くなって来たから買ったチャコールグレーのカーディガンや、開けっ放しの缶ビール。埃が溜まってきた部屋の隅っこを眺めては、そろそろと言うか、もういい加減掃除をしたいなと考えるのだけど、やっぱり明日は視聴の追いかけが間に合ってないアニメを一気見しようかなとか、応援してる格闘技選手の試合をネットで観戦しようかなとか、上映期間が終わる前に少し出かけて映画を観にいうかなとか、そんな事ばかり考えては、結局やらなきゃいけないことがまた手付かずのまま一日が過ぎていくのだろう。

ぼくの生活の全部。

その全てが、あぁ、きっとこれは君にちゃんとさよならを言うための練習をしているのだなと、最近そう感じるようになった。季節がどんどん移り代わっていく。この前まで青々としていた若葉は紅く染まり、僕の知らない所で枯れちっていく。くしゃくしゃと落ち葉を踏みつけて歩く。見ないふりはもう出来ない。

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まだ僕は全く覚えられていないのだけど(真面目に駄目なんだけど)、次にバンドでやる曲はこんな感じだと思っている。
理屈で説明出来ない部分で、きらきらした思い出も最悪の失敗も全部乗っけることが出来そうな、やっとそこに行ける気がしています。

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