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奈良のピラミッド 頭塔

知る人ぞ知る、古都奈良のピラミッドと言われる史跡の頭塔(ずとう)

奈良時代に、東大寺の僧呂実忠により造られたとされる仏塔である

約30メートル四辺に石を配して積まれた基壇の上に、3メートルほどずつ四辺の広さを狭めて、さらに上に6段を積み上げた階段状ピラミッドのような建造物になる

高さは、約10メートルほどだ(写真)

格段の四面の真ん中あたりには石仏が配されている

この史跡は、常時、開放されていない為、見物客の姿をほとんど見かけない

予約しての見学は可のようではある

まぜか、近くにある商店の主が頭塔に入る為の鍵を預かっているようだ

その主が、柵にある扉を開けてくれて見学が出来る

まあ少し、見学するには敷居が高いような気がする

通りがかりに、外周の柵から垣間見る人は、それなりにいるように思う

毎春、秋に特別公開があり、その際にはそれなりに見物客が訪れるのではないだろうか

たまたま昨年には、隣接するホテルが取り壊しになり、近辺から頭塔の姿を見ることができた

写真は、昨年、柵越しに間近から撮ったものです

一番最下段の基壇には、釈迦三尊像が彫られた石があるのが見えました

日本に、このような史跡があるのは希有だと感じます

奈良公園界隈は、現在の日常のなかに、非日常のような史跡があるアメージングワールドです



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