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スウェーデン備忘録㉔:南に帰る前に

ども、青いヤギです。

気づけば、12月の4日…
日本に帰国する日ですね。

滞在して3ヶ月。
いろんな地域を放浪し、日本と違う気候、人種、価値観、社会課題に触れてきた…はず。

同時に、自分のやるせなさや小ささと、自分を蝕むような思いに直面することもありました。

今回はそんな3ヶ月で感じたことを、「帰国する前に」綴っていけたらと思います。
飛行機に乗った瞬間から、この地で感じたことは「思い出」として着色・美化されると思います。
そうなると、おそらく今抱いていることとは僅かにズレるかも知れない。
そのため、現場で感じた感情を、鮮度が落ちないうちに記録していこうと思います。
(どっちかというとヤギの内面に関する内容が多め、客観的に調べたことはおいおい投稿します)


いつぞや読む自分へ

みなさんに向けて投稿する前に、いずれ記事を読むであろう将来の自分へ
この記事を読んだら、ぜひこの日の日記にも目をやってくだせえ。

ここで感じたことの背景をたんまりと書いたけ、それを忘れないように。

ヤギが足を運んだ場所

今回、3ヶ月の旅を通してヤギが放浪した場所は、全部で10都市。
他国(デンマーク・ドイツ)を含めると14都市になります。

北はウプサラ、南はブレーメンまで、マップにピンが止めっれている場所は大抵行った場所

詳細はこちら
スウェーデン:
ストックホルム、ウプサラ、ヨーテボリ、ヴァーベルグ、ヘルシングボリ、マルメー、ルンド、ヨンショーピング、リンシェーピング、ノルショーピング

デンマーク:
コペンハーゲン

ドイツ:
ハンブルク、ロストック、ブレーメン

単純計算で、およそ1200 ~ 1400キロくらいを旅したことになります

…結構旅したな〜自分( ー̀ωー́ )

まあまあ、旅の記録を可視化したことだし、次は率直な感想をカキカキ…

落ち着きすぎて、帰りたくない

「スウェーデンに対する不満を挙げよ」と聞かれると、いろいろ出てきます。
・氷点下を越えることのない冬の天気
・週に一回しか顔を出さないお天道様。
・15時の日没…故に静かすぎる夜…
・食費はバカたかい、野菜が少ない(特に大根)
・話し出したら止まらない会話など…

では「スウェーデンでいいなって感じること」と聞かれると…枚挙のいとまがありません。

・適度な人の距離感
どの地域でも、歩いていて人にぶつかることが滅多にありません。そしてコミュニケーションでも興味を持ちだしたら気が済むまでいろんなことを聞いたり、紹介してくれたりします。

・治安がいい
ヨーロッパとは思えないほど治安がいいです。
スーパーに置きっぱなしにしていたクレカが戻ってきました。
そして街の景観も完成されています。
変な人がいても「アジア人という異人種」に話すことに勇気がいることらしく、基本絡まなければ何もされません(女性の場合は別かも)。

・そこかしこに自然との共生を感じる
適当に散歩しているだけで、自然に囲まれた大きな公園に遭遇します。
そこは風の音が街の中とは少し違い。僅かな落ち着きを与えてくれます。
都心部ストックホルムでもそれは変わらず、建物だけで埋め尽くされている空間、といったものはなかなか見つかりません。
日常の中に、昔から自然を溶け込ませてきた、そしてそれを共有しようというスウェーデン人ならではの配慮に、ついつい心癒されてしまいます。

・四季が「色濃い」
桃色の桜、深緑の紅葉樹、朽葉色の椛(もみじ)、雪化粧する白樺(シラカバ)など、日本の四季は淡い色で構成されている気がします。
なんというのでしょうか、一言では言い表せないというか、複数の色を繊細に混ぜたような…
そういう大人が好きになるような色で装飾される気がします。
一方ここスウェーデンは、とにかく各季節の色が濃ゆいです。
緑茶のように濃く染まる夏の木々、一面に黄色と赤の絨毯を咲かせる秋、昼夜問わず静寂に包む雪の大地など、シンプルな色一つで世界を染める感じ!!
子供が好きになるような煌びやかな色で包まれる印象があります。

こうした国による四季の違いを垣間見る度に、外出するのが楽しみになっていました。

特に雪は東京で感じられないものだと思いワクワクしながら歩いていました(もちろん極寒…笑)。

最初は(まあ後半もだいぶ)スウェーデン生活に不満を垂らしていた自分ですが、3ヶ月というのはちょうど生活に慣れてきて、自分のやるべきことにようやく向き合えるような、緊張がほぐれる瞬間でもありました。
ここからの生活がより楽しくなるのではと、小さなワクワクが胸を弾ませていたのが、本当に今日までです。

そうした場所から、いったんお別れすることになるのです…

…寂しいですね。
寂しいという思いもあるし、辛いという思いもあるし。
「あ〜あの都会の喧騒に戻るのか〜」というため息まじりの気だるさもあります…

それくらい、この国は居心地が良かったですね…

3ヶ月経ってようやくスウェーデンに少し染まってきたのに、お別れなんて…

寂しすぎます…

とはいえ、まだここに戻るチャンスはあります。
大学院に入ることができれば、ここでの生活が可能になる…

そのための準備を、今以上に進めようと、強く決意しました。
帰国してからは、立場上いろんな苦難があると思います
それでも、北に向かうことを忘れないように、まっすぐ自分の見たいものを見続けられるように、頑張ろうと思います。

次は、調べてみて、聞いてみてわかったことです。
おそらく帰国後に書くかと思います。
ではでは


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