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話を通す順番を間違えるな

みなさん、こんにちは。

まちづくりを進めるにあたって、とても大事なことがあります。それは、話を通す順番を間違えないということです。

まちづくりには、とてもたくさんの人が関わることになります。

市役所の中でも、直属の上司はもちろんのこと、企画部門や財政部門にも、当然、話を通さないといけません。

地域の方では、区長さんや商店街の理事長、商工会議所や、漁協、農協に話をしないといけないこともあります。

問題は、どう言った順番で話していくのかです。

企画がまだ固まる前の段階では、あまり多くの人に話すわけにはいきません。

なぜなら、企画がボツになったり、変更になったときに、訂正する人が増えるし、話した相手が増えれば増えるほど、情報統制ができなくなるからです。

そのため、各組織の長または、主要人物に、企画に協力してもらえるかどうか、という程度の話をします。

協力してもらえるのなら、次に、庁内の調整を始めます。企画内容を詰め、目的や、効果、そして必要な予算などを説明できるように準備し、企画部門、財政部門に相談をします。この段階で門前払いにならないように、プレゼンできないといけませんし、その中で、関係各所が協力してくれる約束ができていることを、アピールしなければなりません。

ここまで、話が通ったら、さらに企画内容を詰めていきます。例えば、用地買収が必要な場合、対象地の地権者の方を調べたり、地権者の方に、もし、企画が通り用地買収になったときに応じてくれるかなど、聞き取りを行ったりします。

もちろん、このような話を地域に下ろす前には、区長さんに報告にいき、あらかじめ、地域の方にお声かけする許可をとっておきます。

これをしておかないと、地域の方との話がうまくいかなかったときに、区長さんに助けてもらえません。

このように、下準備を十分に行った上で、実際に予算を取得するため、改めて、企画部門や財政部門に、査定をしてもらい、予算計上に至ります。

もちろん、この間に、国や県の補助金等があれば、それを活用できるように、それぞれの担当者に協議に行ったり、その他行政機関に、許可などを申請しないといけない場合には、その下協議もしておかなければなりません。

これは、タイミングを間違えると、補助金を活用できなくなったり、許可を取得するのに、長い待ち時間が必要になったりと、時間やお金を無駄にしてしまいかねないので、注意が必要です。

これらは、ほんの一例で、ケースバイケースで、話を通す順番を最初にしっかり考えなければなりません。

内容が同じでも、順番やタイミングを間違えるだけで、できることが、できなくなってしまうということが、本当にあるので、注意しましよう。

それでは、また。


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