灰白 せいか
自分の詩をまとめました!
愛によって形成された翼を、魂は持つ。 そして魂はここにて翼を畳む、永遠に。 航行により穢された翼を静寂の音楽で浄化する。 使い古した蓄電池はここではもはや異物となる。 光鳥は爽やかな光を纏い静かに世界を認識する。
星々を繋いだ人々は 豊かな世界に生きている
慣れは正義を 喪失させる
蛹の中の世界は ここより心地良いのか
太陽は 敵か 味方か そのとき次第
人はみんな 無限のマトリョーシカ
一生かけて 自分を磨く 最後はすり減り 塵となる
知識は増えても 知恵は増えない
その長いアンテナで 遠くの君の音楽を キャッチしたい
僕は 世界の 片隅に 咲く花だ
忘れようと 思うほど 鮮明になる 記憶
星が泡となって 消えてゆく 清浄な液に沈みゆく 静かな眠りに 落ちてゆく
風のように過ぎ去る それは 苦い味がする
空に描かれた 太陽は青 その光は 僕の絡まった糸を 融かす
ふわふわした霧が 僕の回廊を 巡ってゆく
追い詰められて 逃げ場を失ったとき 敵だったものの 正体を知る