灰白 せいか
自分の詩をまとめました!
愛によって形成された翼を、魂は持つ。 そして魂はここにて翼を畳む、永遠に。 航行により穢された翼を静寂の音楽で浄化する。 使い古した蓄電池はここではもはや異物となる。 光鳥は爽やかな光を纏い静かに世界を認識する。
全てが ひとつだった頃 世界は どんな顔だっただろう
自分に 鎖を かけても 三日後 鎖は 溶けてる
集まってきた 水滴は 大河へとなる やがて全ての 水滴は 海と一つへ
美しい星 永遠に 残したくって 閉じ込めた そんなことして 失った
雲は風に 乱されて 小さな雲へと 散ってゆく そして空から いなくなる 次の雲は 違う雲
もう一度 飛ぶために ボロボロの エンジンを 抱きしめる これでまた 大空を はばたける
誰も選ばなかった 黒い霧に覆われた 針の山が連なる所 振り返ることなく 君はまっすぐ進む
物質の抱擁は隠す 精神の光明は潰す
空は 僕らのことを 気にもせず 自由気ままに 降らしてる
変えようのない記憶が 僕の律を乱す
天球を洗濯して 同心円状に干す 天体が 綺麗な軌道を 描いたら 待ちに待った 休み時間
永遠の世界を 体感するとき 我々は永遠に なっているか
自転車で 受ける風圧 心地良い 濡れた魂 乾燥させる
天が動くと 思えるほどに 感官は 歪んでいる
朝は重い 昼も重い 夜は軽い