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【科目試験編】一度も大学の敷地に足を踏み入れることなく卒業した話①【聖徳大学通信教育部】

こんにちは。みすみです。

前回は私が聖徳大学通信教育部心理学科に入学した理由と経緯をお話ししました。記事に♡をくださった方、ありがとうございます。
今回は、私が実際に経験したコロナ禍での通信大学生活について書こうと思います。
世間ではマスクの着用が個人の判断に委ねられるようになり、2023年5月8日からは新型コロナウイルスが感染症の位置づけとして2類から5類に変更になるなど、流行は(一見)収束したように感じられます。大学の対応も今後変わっていくと思うので今更参考になるかわかりませんが、忘備録も兼ねて書いてみようと思います。

前回の記事はこちら↓



入学時期について

私は2020年秋(10月~)、聖徳大学通信教育部心理学科に入学しました。
新型コロナウイルス流行の1年目。所謂「第2波」と呼ばれていた時期です。それでも8月の全国の感染者数が多い時で1000人前後だったので、今考えるととても少ないように感じてしまうのですが……。しかしまだウイルスの全容が解明されておらず、不要不急の外出、県を跨ぐ外出等は控えるように言われていた時期ですね。
入学前に大学のHPなどを通してわかっていた情報としては、「今年の夏のスクーリングはオンラインで行った(今後どのように開催されるかは未定)」「試験も自宅受験の体制になっている(こちらも今後どのように実施されるかは未定)」とのことでした。通信大学に限らず、当時の大学はオンライン授業がメインであると報道されていたような気がします。
当時は「冬くらいには現地でスクーリングあるのかなぁ」「冬は無理でもさすがに来年は現地で実施されるかなあ」と漠然と思っていました。

結局一度も大学の敷地に足を踏み入れることなく卒業してしまった

しかしタイトルにもある通り、私は現地でのスクーリング、そして会場での試験、どちらも経験することなく卒業することになってしまいました。2年間、スクーリングはオンライン授業、試験も自宅受験での形式でした。

試験は自宅受験


聖徳大学通信教育部の科目修了試験は、通信科目では基本的に必須です。

通信科目の基本的な流れ

  1. 教科書で学習

  2. レポートを提出し合格(不合格の場合再提出)

  3. 科目終了試験を受けて合格(不合格の場合再受験)

私が在学していた期間は、試験は自宅で受験するという方式で行われました(コロナ禍以前は全国約25都市で会場試験。聖徳大学でも実施されるので、お近くにお住まいの方は大学へ直接行って受験ということになりますね)。
実施は月1回(4月、12月はなし)実施されます。いつも日曜日です。

自宅受験時の基本的な流れ

  1. 〆切までにレポートを提出する

  2. 〆切までに受験申し込みをする(1のレポートが不合格だと受験できません)

  3. 案内と受験票が郵送で届く

  4. 試験日数日前に問題が郵送で届く(紙の問題用紙、解答用紙)

  5. 返信用封筒に受験票と解答用紙を期日までに大学に返送

こんな感じ。

自宅受験のメリット

受験票とともに案内が送られてくるのですが、自宅受験の場合に限り、

・教科書など、資料の参照OK
・制限時間なし
・届いた時点で解き始めてOK、締め切り(試験予定日の翌日消印有効)までに解いてしまえばOK

でした。
そう、自宅受験は従来の会場受験よりめちゃくちゃ難易度が下がっていたと思います。
ぶっちゃけ自宅受験じゃなかったら最短の2年で卒業できなかったかもと思うくらい。

実際私は自宅受験しか経験しませんでしたが、教科書の持ち込み等は基本的に不可だったようですし、他の方の話ですと、良い評定を取るために一回目の受験は白紙で提出して、問題を把握するのに専念して、二回目から本気で挑むという方もいたそうです(それはどうなんだ)。
↑公認心理師の資格を取る場合、実習の科目がある程度評定が高くないと受けられないので、少しでも評価を上げるためかな……

それに、試験は1回につき3科目まで受けられるのですが、会場での受験の場合、3科目ぶっ続けで解かなければなりません。
私はうつ病の影響もあってすごく疲れやすいので、3科目の間に休憩を設けることができたのがすごく楽でした。試験の日は日曜日に設定してありますが、だいたい水曜日か木曜日に届いていたので、1日1科目ずつ取り組む、というような余裕がありました。

基本的にはがっつり教科書や自身のレポートを参照し論述問題に答え、ものによりますがびっしり(でも冗長になることなく)解答して送付していました。

自宅受験のデメリット

そんなわけでだいぶハードルの下がった状態で試験を受けられたのですが、デメリットとしてはやはり「その場で与えられた問題を解く」という緊張感が得られなかったということと、他の学生と関わる機会が全くなかったということが挙げられるかと思います。公認心理師の試験は会場受験するわけですし、規模は違えど試験を受ける独特の緊張感はこの年齢になるとなかなか味わえないと思うので、その経験が全くなかったのは痛かったかなと。後者はどちらかというとスクーリングにおいていえることかもしれませんが、毎月試験に通っていたら「他にも頑張っている仲間がいるんだ。来月も頑張ろう」と励みになったかも、とも思います。

こんな感じで私の場合、2年間でなんとか全ての科目をクリアできたわけですが(もちろん2年間で卒業できたのは試験が楽だったから、という理由だけではないとは思います)、
令和5年2月5日の科目終了試験より、大学と自宅間での試験用紙受渡し方式から、オンライン上での試験実施に変更となったそうです。

しかしSNSの反応を見ていたら、システムトラブルが続出していたり、顔認証がうまくいかなかったり、問題にすらたどり着けなかった……という声をちらほら聞いたので、今後、以前の紙での自宅受験に戻ったり、会場試験が復活したりするかもしれないですね……。


オンライン形式のスクーリングについても書こうと思ったのですが、長くなってしまったのでまた今度にしようと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。

2023/7/26 追記
現在の試験形式について、以下にまとめられていました。
やはり上記の時期とはかなり形式が変わっているようですね……
チェックしてみてください!


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