春の庭
ふだんは年4回くらいなんですけど、今年に入ってからは毎月来ている庭園。なんとなく足を運びたくなります。
たしか1ヶ月前は、梅以外はほとんど枯れて茶色がかっていたと思うのですが、すっかり様変わり。暖かい日差しの中で、新しい植物たちが一斉に芽吹いていました。
すくすく育っている様子を見ると、うれしくなりますね。ここはいつも手入れが行き届いていて、雑草のような小さな植物も大切にしているところが好きです。
今、きれいに花を咲かせているもの、まだつぼみのもの――いろいろな状態の植物が共存しているのを見ると、人間だってそれぞれのペースでいいよね、それが自然だよね・・・と思います。
見頃を過ぎた植物の姿も、また風情があります。
でも、植物は、枯れずに生まれ変わったりするものもあるから、ちょっとうらやましい。
桜の花が、年を追うごとにいっそう美しく感じられるようになってきたのは何故だろう?と疑問だったのですが「桜は年をとっても、春になれば、生まれたての花を咲かせられるから」かなあ・・・と最近考えるようになりました。
10年後、桜はまた新しい花を咲かせるとして、自分は・・・?生まれ変わったりできないよね?若さは戻ってこないよね?なんて、せつなくなります。
光に透けた花びらが、今年もまぶしい。