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【京阪中之島駅】大阪中之島美術館と大阪市立科学館

岡本太郎展がやっているうちに大阪中之島美術館に行こう」と奥さんに誘われて中之島へ行く事になりました。

私は美術や芸術に疎いので一緒についていくだけになりますが、太陽の塔で有名な岡本太郎氏は知っているので楽しみです。

現時点での中之島美術館の最寄り駅は京阪中之島駅になります。


中之島散策MAP

中之島はここ数年の間に中之島まちづくり構想なるものに基づき、積極的な開発が進んでいます。

2020年に安藤忠雄氏が寄贈した「こども本の森 中之島」が建設されたり、現在は「地下鉄なにわ筋線」の新設工事(地下鉄中之島駅)や、再生医療の拠点整備計画「未来医療国際拠点」などビッグプロジェクトが進んでいます。

大阪中之島美術館へ

駅から徒歩数分で目的地の大阪中之島美術館が見えてきました。

入口の辺りに早速オブジェがありました。

ジュビリーⅣ

イギリスのリン・チャドウィック氏のブロンズの彫刻「ジュビリーⅣ」という作品だそうです。

ジュビリー(英: Jubilee)は、『レビ記』の第25章でヨベルの年として記され、ユダヤ教で50年に1度の周期で祝賀が行われることに基づく、25または50年に1度の周期で行われる記念日・祝祭または祝年を意味する。

結婚25年に祝われるシルバー・ジュビリー(銀婚式)、50年のゴールデン・ジュビリー(金婚式)もこれに由来する。

wikipedia

帰宅してどんな方なのかwikipediaで調べてみました。

チャドウィック氏は、第二次世界大戦ではパイロットとして従軍し、その後美術学校に通わず、建築製図家としての経験から彫刻家になられたそうです。

プロボクサーから独学で1級建築士になられた、世界的建築家の安藤忠雄氏と生き様が少し似ているような気がしました。

ニュースで見た猫のオブジェ

入口から階段を上がると以前ニュースで見た事がある、猫のオブジェが見えてきました。

ヤノベケンジ氏のシップス・キャットという作品です。

ヤノベケンジ氏は、大阪府茨木市出身の京都造形芸術大学教授で現代美術作家さんです。

美術館に来ると作品ももちろんですが、その人の経歴や生き様が気になってwikipediaで調べてしまいます。

シップス・キャット

そして外部に点在する作品群をじっくりと堪能したので、美術館の入口へと向かいました。

一歩一歩、美術館の入口へと歩みを進めます。

黒を基調にした壁面に入口部分が全面ガラス張りなスタイリッシュで現代的な建築物です。

建築家の遠藤克彦氏の設計です。

神奈川県横浜市生まれのハマッ子です、武蔵工業大学工学部建築学科卒業で、さらに東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了の兎に角すごい人でした。

みなさん凄すぎます‥

凄い人だらけです。

みんな、みんな、すごい!!

さあ、そろそろ美術館へ入ろう!

あれ?

休館日で立ち尽くす二人

休館日だ!

キューカンバー?

奥さん「あれ?おかしいなぁ、ネットで調べたらやってるはずやのになぁ‥」

私「ざんねん、また今度にしようか‥」

館内をのぞくと静寂が‥

諦めきれない奥さんはガラス越しに館内を覗いていました。

どうやら館内の清掃日?のようです。

清掃業者さんが、美術館のガラス面をどちらから掃除するかでもめていました。

A氏「いや、こっちの方がガラス面が広いで!」
B氏「そうか~?こっちやろ」

といった感じで、できるだけガラス面の狭い方をやりたい両者が争っているそんな風に感じました。

大阪市立科学館でプラネタリウム

私「でも折角ここまで来たからプラネタリウムでも見て行こうか?」

奥さん「そうしようか‥」

隣にある大阪市立科学館へ行く事になりました。

入口でチケット(600円)を2枚購入しました。

プラネタリウムは時間によって投影内容と学芸員の方が異なります。

科学館の学芸員さんはそれぞれの(天文・物理・化学・科学史・気象)分野のスペシャリストです。

話す内容もテーマも違うのでどの時間帯でも違ったお話が聞けるので毎回新鮮な気持ちで楽しめます。

学芸員の方々

さぁ始まるぞ!

いそげ~!

後ろの方の席がたくさん空いています、真ん中の一番後ろの席にしました。

私が一番後ろの席を好むのは、小学生の頃のある事件が影響しています。

回想シーン

そう、それは小学校の同級生である池下君と一緒に映画館に行った時のお話です。

夏休みで超満員の劇場で、我々はようやく空いている席を見つけて座る事ができました。

後ろには少しガラの悪そうな中学生が座っていました、何か不吉な予感がする。

映画が始まって少したってから‥

悪い予感は的中します。

中学生は池下君の座席の背面を足で蹴り始めました。

その頃の劇場座席の背面は薄い金属板でできていました、どうやらその金属面を足で押してベコベコと音を立てて遊んでいるようです。

気の短い池下君は「うるさいなぁ‥」と文句を言いました。

周りの人がこっちを一斉に見る。

少しの間静かになりましたが、暫く経つとまたベコベコが始まりました。

池下君は再び「うるさいって言うてるやろ!」

周りの人がこっちを一斉に見る。

上映中そのやりとりが繰り返され、ほとんど映画の内容が頭に入って来ませんでした。

という事で、私は後ろから蹴られることがない最後尾を好んで座るようになりました。

そして現在‥‥

プラネタリウムの館内は静寂に包まれています。

誰もシートの背面を蹴る者はいません。

空には満天の星空が広がっています。

その中でも一際明るく輝く夏の大三角を形成する、こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブについて学びました。

ベガといえば私の世代では幻魔大戦を思い出します‥

あっという間の45分夢のような時間が過ぎました。

カプセルトイ

科学館のお土産売り場にカプセルトイがありました。

JAXAの宇宙船やロケットが景品です、おじさんの欲しがるものをよく知っています。

しかし、以前スターウォーズのボトルキャップ欲しさにペプシコーラを山ほど買い込んだ事がありました。

奥さんからガラクタが増えるのでガチャガチャ禁止令がでていましたが、1回(300円)だけやっていいよとの許可を取り付けました。

今日はやさしい‥

国際宇宙ステーションもしくは、基幹ロケットが当たったらいいな」

「当たったら、パソコンの横のスピーカーの上に飾ろう」

100円硬貨を3枚投入しました。

これで私の運の強さがわかる筈です。

呼吸を整えて、念を込めて掛け声とともに右へハンドルを回しました。

「フゥ~、ハッ!」

ガチャガチャ、ポロン

「南無三!」

実験用ヘリコプター

一番欲しくなかった、実験用ヘリコプターが出ました。

あんまり宇宙関係ないぞ‥、これでは大気圏を脱出できません。

しかし‥

「悲しむにはあたらない、絶望をはかる事は希望を発見する事でもあるからね。」

「地球には毛虫が終末と感じる状態を、蝶は誕生と感じるという美しい言葉があるじゃないか」

「さぁ帰ろう、戦士が帰還するところはつねに生命の源だ‥」

ベガの名言を噛み締めながら、我々は科学館を後に帰宅しました。

おわり

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