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オラクルカードの占いが時代遅れな話/悟りへの道

ドリーンバーチュー博士という方がいる。エンジェルカード、オラクルカードと呼ばれるものをつくって、彼女のカードは、世界20〜30カ国で出版されている。だいたい大型書店に行くと、タロット、オラクルカードコーナーには彼女の制作カードが絶対にある。私の体感としてそのコーナーの7割以上のオラクルカードはドリーンさんのものかもしれない。

彼女が、数年前に、エンジェルカードを使うことをお辞めになった。ただ、外国で翻訳されているものについては、海外での版権があるので、彼女の意思で出版を止めることはできないそうだ。日本でも、日本語版が、いっぱい出ている。

それで、彼女がそういうカード占いを普及させることをやめた理由として、信仰の道に入ったから。ということを、動画で説明されしていた。詳しくはこちらの動画をご参照(英語)。

サイキックではなく、天使たちではなく、かみさまへの道。血を与えてくれて、肉体を動かしているのは、自分かもしれないけれども、生んでくれたのは親かもしれないけれども、そもそも心臓を動かしてくれていて、いやそもそも人間として生まれるように命を与えてくれたのは誰だったか。かみさまへの帰依。

手段としてのカード占いは、自分自身とつながるための導入としてはよいと思う。ただ人間の内側はもっと深遠で、宇宙みたいな壮大な世界が広がっている。

本来占いというのはかみさまとつながって謙虚に吉凶を占うもので、好きな人の気持ちとかを覗き見するものではないような気が(私は)している。エンターテイメントとしてはやるけれども、それは結局エゴの喜びでしかない。

だいたい、ショッピングモールの占い館で働いていたときには、思慮深い男性客や哲学的な方には必ず聞かれた、「自分が生まれた意味、生きている意味。」

人間として生まれ、心を与えられた以上、皆平等にこの問いから逃れることはできない。

意識が進化してその問いに気づいている人たちは既に、ものすごく忙しく仕事に没頭したり、何かを収集したり、社会的上位を目指したり、強いお酒やタバコを果てしなく嗜んだり、音楽をずっと聞き続けたり、とそうしたことに外側の意識と感覚を埋めることで、疑問を紛らわせているようにも見える。そして私もずっとそうしていた。

こうした彼らへの答えは、ショッピングモールに座っている小娘(私)が占いで20分3000円で答えられるものではない。本人が背負っている業を解消しながら生きて修行をして、探って探していってもらう必要がある。だからインドには何千万人も出家しているヒトがいる。

そもそも私は学生時代、宗教学の専門だったわけだけれども、こうした問いは仏教用語で、「悟り」という。

宗教とはかみさまに帰依していく道が本来あるべき姿ではあるけれども、現代は神から離れて久しいので、だいたい多くの宗教は、「刷り込み」になっている。あの人がああ言っているからああなのだ。と。対して、悟りへの道、瞑想というのは自分の中に何があるかを探検していくので、それは自分で自分の中にあるものを発掘して、気づいていくプロセスとなる。

自分の中の旅というのは恐ろしいもので、恐れや不安、過去からの悲しみ、いろんなものがこんがらがってぐちゃぐちゃになっているので、それには一番いい先生とガイドが必要になる。

自分はなぜ生まれたのか、自分はなぜ生きているのか、そういうことの問いを本当に探っていくためには。モノを集めたり、事業を成功させたり、家族をつくったり、そういう外側の世界は自分自身を知っていき、愛を知っていくためには有効であるけれども、悟りへの答えではない。

わたしたちは神さまからの分身であり、それを知るためには自分の内側の奥深く、かみさまの存在につながる必要がある。

その中を旅して悟りを目指すには、瞑想という船(乗り物)に乗ること、そしてなにより信仰の道を進むことが絶対的に必要なこと、モノを集める生き方ではなくて、自己の能力や財を、人様のために使うというベクトルの生き方をしていく必要があることを、その後色々あって、ドリーンさんと同じく、私も理解するようになった。

そういうわけで、ドリーンバーチュー博士の制作したオラクルカードを使った動画の占いは日本語版でもいっぱい出ているけれども、私も持っているけれども、そもそも制作した当の本人は、既にそれを卒業していて、次なるステージ「信仰と、悟りへの道」に入っていっていることを、書いておきたい。

今日のさいごに。以前は私も占い師の仕事をしていて、そして占いやスピリチュアルをおそろしく大量に試していたのだけれども、2017年からヒマラヤの瞑想を習い始めた。

なので私にご縁のある方には、下の著者のご本を渡すことにしている。これは宗教の勧誘というレベルの話ではなく、その後色々あって、学生時代宗教学を専門としてきて、20代以降10年以上をいろんなまやかしのスピリチュアルにお金と時間をものすごくたくさん投じてきた自分として、

この本の著者の方が、宗教(=外からの刷り込み)なんかとっくのとうに超えていて、人間の内側を理解するための旅「ヨガと瞑想、悟りへの道」の世界的な第一人者であると理解しているため。

これについては私の古い古い友人男性が、20代のときに当時の恋人とわざわざ別れて仕事も棄てて、出家みたいな状態で何年も何年もインドを放浪して、アメリカを放浪して、人生の師を探していた結果、探し出してきた。そして当時、社会適合できず泣いてばかりいた私にひっそりと教えてくれた。もちろん彼はその時、わたしにそんな恩着せがましいことは一切なにも言わなくて、何年かぶりに会った鎌倉のスターバックスでコーヒーをご馳走してくれて、縁側で一冊、本をくれただけだった。

最近わたしの自身の人間関係がものすごい勢いでガラガラと動いていているけれども、たぶんこういうのが必要な人たちのご縁なんだと思う。男女としてとか友人としてのご縁はかみさまのみぞ知る、そのうち消えていくかもしれないしご縁があれば一緒にいられるかもしれないし、けれどもそんな心の執着に依存する関係を超えて、愛のある人間になる覚悟をしたい。ヒトとして命をいただいて、心をいただいている以上、それが与えられている課題だとおもう。

著者は、もともと日本の体操のヨガの先駆者で、現在は国連で平和のスピーチなどされている日本人女性。
ちなみに10年前にその古い親友からその本を教えてもらって、私はそれをずっと放置していて、7、8年後に気づいた。あの日、本をもらい、望めばそういう生き方があることに気づけた自分は運が良かったと思う。
だから本をお渡しした相手の方もいろんな反応がある人・ない人、すぐ読む人しばらく置いておいてくれる人、ひょっとしたら捨てたり売っちゃったりする人もいるかもしれないし、
色々いらっしゃるけれど、それはそれでたぶん必要なときに必要なことが起こるので、全然構わない。




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