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【オランダ移住】たまにはこんな日も

きのう娘を学校に送ランして近くの公園を通って帰るとき、自転車に乗った男の子からすれ違いざまに顔に水をかけられた。

とっさに振り返るとそいつは悠々と走り去ろうとしている。
この野郎!としばらく追いかけるも相手は自転車。どうにも距離が縮まらず諦めかけた時、ヤツが公園内にある競技場のほうに入っていくのが見えた。

このまま真っ直ぐ走られていたら追いつけなかったが、ヤツはここが目的地だったようだ。目的地の近くで犯行に及ぶとはまだまだ青いな。すかさず追いかけると自転車を停めて逃げようとしている。

急いで近づくと10歳前後だろうか、手には小さな水鉄砲を持っている。
英語でおめーなにやってんの?と凄むとオランダ語で隣にいたおばさんに何かゴニョゴニョ言っている。
おばさんが言うには「友達にかけようとしたらこの人にかかってしまった」とのことだが、すれ違った時にはこいつのツレはかなり後ろにいた。明らかにわたしを狙って顔に水鉄砲を撃ったのだ。

そんなわけないだろ、お前わざとやっただろ!
いや、あの、ゴニョゴニョ…。

後からそのツレがやってくると、そいつはこの様子を見て「あーあ、なにやってんの」みたいな感じでニヤニヤする。
そいつもつられてニヤニヤするので、ふざけんな、なにがおかしいんだ!と言うと、またゴニョゴニョ。

容姿的に明らかにトルコかモロッコ系で、もしかしたら娘のオランダ語サポート校の隣の現地校の生徒かもしれない。

まったく悪びれる様子もないのでもう一度近づいて「おまえ、こういうことはもうやるな!」と言うと小さい声で「ソーリー」。

どれだけ伝わったかは分からないが、次やるにしてももう少し考えてからやるようになるかもしれない。
もうなんか疲れたのでその場を後にした。

家に帰って着替えたら電車でロッテルダムへ。
オランダ掲示板で炊飯器を譲ってもらえることになったが、売主はロッテルダムの外れのほうに住んでおり、送料はこちらで負担するから郵送してくれないかと頼んだら無理とのこと。
日本メーカーの炊飯器で€30と良心的な値段だったので自分で取りに行くことにした。

電車を乗り継いで1時間ほどで現地に到着。
奇しくもここは以前に手付金だけ払って住まなかった物件の近く。
もしここにあのまま住んでいたらどうなっていたんだろうなぁとちょっと感慨深かった。
あの時はまだ1月で暗くて寒くて移民だらけのこのエリアはちょっと住みたくないと思ってしまったけど、6月の午前中に訪れてみるとそれほど悪いエリアにも思えなかった。ま、これもまた縁なんだろう。

無事に炊飯器を受け取り、€30をオンラインで支払って電車に乗って帰っている途中で売主からメッセージが。

「念のためお伝えしますが、その炊飯器は日本仕様のため使うときは変圧器が必要です」

へ!?


マレーシア掲示板、オランダ掲示板ともう5年以上お世話になっているが、基本的に変圧器が必要な電化製品については説明のところにそれを明記するのが一般的だ。明確なルールはおそらくないが、ほとんどの売主が変圧器の要不要を事前に閲覧者に伝えている。

今回はその説明がなかったのでてっきり海外仕様(変圧器不要)と勝手に思い込んでしまい、確認を怠った。しまった…。
詳細をきっちり確認しなかったこちらのミス。どうしようもない。

「え、変圧器必要ですか! 持ってないのでなんとか探してみます」

文句を言いたいのを堪えて無難に返信すると

「念のためお伝えしてよかったです!」

と返ってきた。

「今後のトラブル回避のためにも電化製品の出品の際には変圧器が必要か明記したほうがいいですよ」と返信したかったが、そこはグッと堪えて既読スルー。もう会うこともないだろう。

慌てて帰りの電車内で炊飯器に必要な1500W以上の変圧器を同じ掲示板で探すと、この炊飯器の出品者が€50で出品してすでに売約済…あーあ。
新品はAmazonで中華変圧器が一番安くて€80ほど。どうしたものか。

帰ったら美味しいご飯を食べられると思っていたけど、しばらくはお預けだ。
どなたか使っていない変圧器があれば譲ってもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

住む町に帰り着き、仕事などをしに図書館へ。
いまだに終わらない保険加入の手続きを進めようとSVB(保険庁?)にワッツアップで指示を仰ぐ。

こっちから調査書を提出してと送られてきたリンク先を見てみるが、どう探しても提出できる項目がない。
これでもう3,4日停滞している。

仕方ないから返信を待つ間に自分で他の項目などをチェックしていると、調査書を提出できそうなページを発見。
ワッツアップで「こっちじゃないの?」と画像を送ったら「そうかもしれない。他に質問は?」と普通に流そうとするので、「あっちのリンクからは提出できないから、案内しないほうがいい」」「移住して4か月以内に保険に入らないと罰金払えとか言うのに、シンプルな保険の申し込みすらなかなかできない」と文句を送ると、「罰金を払えと言うのはCAK、我々はSVBだから違う」とのこと。
もうええわと思って「CAKだかSVBだか知らんけど、保険に関するサービス、プアでスローだわ」と返してバイバイ。
ワッツアップで対応してくれるだけ日本よりはマシと思うしかないか。


というわけで、朝の水鉄砲、昼の炊飯器、午後の保険と、なんとも悪い流れが続いた一日だった。

今日は夕方から娘のスイミングのトライアルレッスンがあるが、日曜のロッテルダムでもらったっぽい鼻風邪がけさ起きても治っていなかった。
今日の迎えに行ったときの状態で判断するしかないが、まだイマイチならトライアルは来週にしてもらおう。

なんか愚痴ばかりの日記のようになってしまったが、こんな感じでなんとかやっています。
今度はもうちょっと役立つ記事を書きます、たぶん。

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