純邦楽⑤

一昨日、純邦楽の「師弟関係」の問題について書きました。

ただそこでは軽くしか触れなかった部分があります。

「流派」の問題です。

実はこれが純邦楽の発展を妨げていると言っても過言ではないでしょう。

いわゆる「家元制度」です。

まあ音楽に限った話ではありませんが。

基本この中で完結するような制度設計です。

同じジャンルの中でも、それぞれが自己完結している。お互いに影響を与え合うことも少ない。

ただでさえ演奏者の数が少ないのに、そんなことしていたら、極端に「縮んだ世界」の中で完結してしまう。

それでは「他者」からの「衝撃」や「学び」は無くなってしまう。

極めて単純な話でしかないのに、そこに留まろうとする。

その体制の中でしか生きていないから、何も産まれない。

この話に限った話ではなく、「他者」からの影響は重要です。

自分自身、かなり特殊な環境だったからその弊害に陥ることはありませんでしたが。

自己保身、権力維持以外の何物でもありません。

この辺の話についても書きたいのですが、自分が何故そのような弊害から免れたかについて、明日書いてみたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。