昭和歌謡⑩

今まで脱線しながらも、このテーマで書いてきたのですが、ある種の書き辛さを感じながら書いていました。

でも書いている内に少し分かってきたことがあるように感じています。

おそらく「昭和歌謡」ってジャンルではないんですよ。

こう書くと身も蓋もないけど。

だから定義付けようとしても上手くいかない。

曲がシンプルか、というとそういう訳でもない。でもシンプルな曲もある。

あの頃の曲は旋律がはっきりしていた、という方もいらっしゃると思いますが、「昭和歌謡」ではなくても優れた旋律を持つ作品はいくらでもある。

逆に言うと、他に取る要素がないから旋律の話になるのかもしれないし、特に日本の聴き手が「旋律重視」であまりサウンドに重きをおかないところに理由があるのかもしれません。

で逆に「シティ・ポップ」なり演歌にも「昭和歌謡」的要素が含まれている。

どちらかと言うと、「昭和歌謡」はジャンルというよりも「スタイル」に近いものである、そういう意識が強くなってきました。

明日からはこの点について細かく書いてみたいと思います。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。