ミュージシャン④宇多田ヒカル~14 「Be My Last」

この曲もまた異色の作品ですね。というか異色の作品が続いたので、あまり驚きは無かったような気もします。

まずコード進行が独特ですよね。サビはⅣーⅢmーⅥmーⅤの繰り返しなので普通の進行ですが、その前に変化球がたくさんあるから、この部分が生きてくるんだと思います。

冒頭部なんて、何が起こったのか良く分からない…。

あと、音数の少なさもこの頃の作品としては特筆すべき点でしょう。全体的にシンプルだけれど、全てサビを活かすために作っている印象です。

サビの歌詞もシンプルだけれども、だからこそこのサビが活きるんですよね。

というよりサビ自体が実にシンプルで、これでいいのかよ的になりそうなサビなのに、全体の中ではこの部分が物凄く効いている。

かなり冒険的な作品ですが、サビにはどういう意味を持たせるか、ということを全体の中から考えている、実に良く出来た作品です。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。