作曲・編曲㊽
自分でも本当に㊽で正しいのかすらもはや分かりませんが、今日はこの曲を取り上げたいと思います。
YOASOBIの「群青」紅白バージョンです。
これまでYOASOBIがTV出演する時は、オーケストラがいてもオーケストラは使わず、原曲のイメージで演奏していたと思います。
あの訳の分からなかった昨年のレコード大賞でもそうでした。結構あそこで編曲している方って、かなり腕のいい人が揃っているし、バックもそこそこ充実しているのに、それは使わず、基本原曲のイメージの再現に近いように感じます。
ただ紅白だけは違っていて、オーケストラを使っていましたね。
これって結構勇気のある選択であったように思えます。
やはりAyaseさんの場合、単なるソングライターとして評価されているのではなく、コンポーザーとしての評価もされているので、アレンジに手を付けにくかったのだと思います。
なんでこんなアレンジにしたの?、と批判される可能性も高いと思います。
ただ、斎藤ネコさんのオーケストラアレンジ、見事でしたね(ちなみに紅白でこの曲の指揮をしていた方です)
この紅白の話だと、ダンサーがどうだとか、ikuraさんの歌がどうだとかそんな話なかりが氾濫していますが、なんでこういうところをみんな聴かないんだろう…。
原曲の雰囲気をしっかり出しながら、オケもしっかり響かせていて、見事な編曲でした。
大体こういうアレンジって木管の響かせ方がポイントで、そこが綺麗に響かせられれば全体として間違うことはないんですが、しっかり響いていて、素晴らしい仕事だなあ、と感服しました。
こういうアレンジを聴かされるとAyaseさんにもおそらくフィードバックされて、コンポーザーとして更にスケールアップするように感じています。
まあこればかりはご本人の意識次第という側面もあるので、何とも言えませんが。
ただ、この編曲が実に素晴らしいものであることだけは間違いありません。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。