作曲・編曲122
最近自分のチャンネルによく表示されるのでよく聴くのですが(というより聴くからよく表示されるのかもしれませんが、Stingの「Fragile」を良く聴きます。
正直コード進行的にはそれほど変わったことはないオーソドックスな曲です。
ドミナントのほとんどがメジャーになっている、いかにも短調の曲。
そういう意味では割に珍しいかもしれません。短調感を出さないためにドミナントもマイナーコードにする方が一般的でしょう。
あまり短調短調してるのは好まれないんですよ。
でもいいんですよね。曲ももちろんいいのですが、これは編成の上手さでしょう。
編成がシンプルなので、大げさにならないんですよ。
実はこのこと、短調の場合重要な要素です。
短調を大げさにすると、どうしても暗さが引き立ってしまう。
調性感って音数が少ない方が目立ちにくくなります。どうしても楽器を重ねれば重ねるほど、メロが埋没していき、コードが明確に響くんですよね。
基本アコギメインで後はパーカッションと薄く弦系やシンセ系の音が入っている編成なので、メロが立ってくる。そうするとあまり暗くならないんですよ。
シンプルな話ですが、短調の曲を書く時にはこういう点に気を付けるといい、典型的な例だと思います。
ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。