純邦楽⑲

今日は「純邦楽」の今後について考えていきたいと思います。

今のままいっても、所詮尻すぼみでしょう。閉じた世界の中で衰退していくだけの話です。

一旦全部白紙に戻して、新しいものを作るしかないと考えています。それ位しないとこの世界は変わらない。

かってあの世界に居た人間なので、彼らの変化を恐れる心情は良く知っています。

今流派を仕切っている方には迷惑この上ないことかもしれませんが。

極論すると、「純邦楽」なんて無くなったっていいんですよ。同じ形のまま飾っておくだけの音楽なんて無用です。

音楽に限らず、文化って変わっていくのが自然なんですよ。それが無くなってしまえばそれは「生きた化石」。重要無形文化財として残るだけのものになるでしょう。

実際外部からこの世を見ようとしてくる方はいる訳だし、だからこそ現代音楽の作曲家まで実家に出入りしていた。

今必要なものは「外部の力」です。自分達では変えられないから。

でもう一つ必要なものは、「内部の協力者」。矛盾するようですが、やはり中には問題意識のある方もいらっしゃいます。

そういう方達が力を合わせて、新しい音楽を作っていく、というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、それほど難しいことではないはずです。

急に方向転換しなくてもいいんですよ。ゆっくり進んでいけば。

世の中の音楽だって急激な変化もなくはないですが、どちらかというと緩やかな変化の方が多い。

やはり「聴き手」の存在があるから、急に新しいことをやっても受け入れられないことの方が多い。

それこそ宇多田ヒカルさんだって「Automatic」のMV、安上がりじゃないですか。多分元が取れるかどうか分からなかったからでしょう。

しかも「純邦楽」ですからね。極端に変わったことしても誰も聴かないでしょう。

ゆっくりと変わっていけばいいんですよ。

ただそれを誰がやるか、ということが一番の問題かもしれません。

まあ自分はそれだけの能力もなければ、やろうという気持ちもないので、どなたかにお任せしましょう。

実は純邦楽、あまり好きじゃないんですよ。

その理由は明日にでも。


ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。