アレンジの時代性③

で、80年代のヒット曲とか90年代のヒット曲を検索してみたんですよ。

80年代はほぼ「古い」ように感じます。

松任谷由実さんの「守ってあげたい」あたりはそれほど古くないのかな、と思って聴いてみましたが、聴いてみるとイントロが古いですね。

後、最近食事していた所で流れていた、尾崎豊さんの「卒業」、これもやはりイントロと間奏が今の音楽じゃないんですよね。

90年代前半も同じような印象です。サザンオールスターズの「真夏の果実」あたりは小林武史さんだし違うのかな、と思って聴いてみましたが、電子系の音がやはり「古い」ですね。あとbeing系だと、音の特徴が割とはっきりしているので、またああ、あの頃の曲ですね、といった印象です。ただ、この辺から比較的時代性が感じられない曲が増えているような印象です。

分水嶺になっているのは90年半ばだと思います。小室さんあたりの影響が大きいのでしょうか。

もっと前から活動はしていましたが、小室さんの作品でもこの辺から印象が変わっているような気がします。

この辺からはあまり「古さ」を感じない曲が増えてきて、90年代末、宇多田さん辺りから、「古さ」を感じさせない曲がほとんどになる印象を持っています。例外はもちろんありますが...。

もちろんこれ以降もアレンジは変遷していくのですが、違和感を感じるか、というとあまり感じないように思います。

あの頃からは、どちらかというと、同じレールの上を乗っているようなイメージに近いのかもしれません。

これには色々な要素があると思いますので、次回以降、その点を考えていきたいと思います。



ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。