アレンジの時代性⑲

そして80年代になると、また新しい変化が起こります。

ただ基本的にバンドサウンドがメインということは変わりがなく、だからこそ発生した変化だと思います。

この頃になるとシンセの音がそこそこ使える音になってきたんですよ。バンドサウンドだと出来なかったことが、この楽器の進化によって可能になりました。

それこそVan HalenやJourneyのようなバンドが一番輝いていた時が正にシンセの使用方法が大幅に進化した時と言ってもいいでしょう。

技術が音楽を変えた一つの例だと思います。バンドサウンドに今まで以上の奥行きが生まれるようになった訳ですから。

日本との大きな違いは、やはりバンドサウンドが定着していたので、シンセの音がまだシンセシンセしていた頃でも、「装飾音」であったり、「補助的」な楽器として自然に使われていた、ということかと。

また、80年代には音楽を変えるもう一つのきっかけになる人物が活躍することになります。

その話は次回にまた。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。