ピック㉕

本当にこのテーマ、飽きてきましたが、まだ書くことがあるので続けます。

一般的にピック弾きの方が速弾きに向いている、と言われますが、それは違います。

まあ速けりゃいいってものでもありませんが。

目的は音楽なので、そもそもそんなことを気にすること自体意味はないのかもしれません。

速弾き系のギタリスト、ほとんどフルピッキングではありません。

そういう変なことをするのはRobert Fripp位でしょう。

隣接音だと、大抵ハンマリング、オン・プリング・オフを使ったり、ライトハンドを使ったりします。

やはりピッキングだけで速弾きするのは難しいと思います。

もちろんフレージング次第です。

例えば Jeff Beckの「Scatterbrain」、この人は基本的に指弾きですが、この曲はピックで弾いている。

実際にやってみると分かるのですが、如何にピックで速く弾くか、を前提に作られている、

ということでもないでしょうが。

Jeff Beckの場合、好きに弾いた結果こうなっている、という気がします。

失礼な言い方かもしれませんが、計算して弾く印象が全くない。

ただ、この曲、ピックで弾くと弾きやすいんですよ。

指弾きだと、少なくとも自分の腕では出来ません。

だって指弾きメインの本家がピック弾きな訳ですから（笑）