ミュージシャンと聴き手との関係性⑨

この2日間、具体的かつ特殊な例を書いてしまったが故に、やや論点がずれてきたような気もするので、少し軌道修正したいと思います。

実際にはほとんどない例を出しても、あまり参考にならないし、分かりやすくはなりやすいですが、思考が深まらないんですよね。

とは言ってもあまりに知らない話を書いても、記事に一般性がなくなるので、その辺は意識して書いていきたいと思います。

って本題に入れよ、って感じですね(汗)。

今日は突然聴き手の期待を裏切る例について書きたいと思います。

ただ、この例は事後的にしか語るしかないんですよ。

その裏切りが「失敗」すると、単なる「血迷い」に終わって元に戻るだけですから。

Daryl Hallの「Sacred Songs」、Robert Frippにとっては成功作であってもDaryl Hallにとっては単なる「逸脱」ですからね。

一般的な評価が高ければ違っていたかもしれませんが、さすがにこれでは難しいでしょう。作品の良しあしとは関係ない次元で評価されなさそうな気がします。

イメージ的にはRobert Fripp色が強すぎますからね。だから「逸脱」としかなり得ない。

だから元の路線に戻るしかなかった。これが実態だと考えています。

まあ売れれば人なんて変わるものですからね。別の結果が待っていたかもしれません。

やはりこれまでの路線なり「色」から離れるということは難しいんですよ。

ただ冒頭に書いた通り、それは「事後的」にしか語れないものです。

「事後」が変われば評価も変わります。

明日はその例について書いてみたいと思います。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。