鍵盤楽器⑬

昨日はアナログシンセを取り上げたので、今日はデジタルシンセを取り上げたいと思います。

やはりデジタルシンセと言えば、この楽器を抜きに語ることは出来ないでしょう。

YAMAHAのDX-7です。

もちろんこれ以前にもデジタルシンセと呼べるものはありましたが、ここまで革新的なものはありませんでした。

これが出たとたん、猫も杓子もこのシンセを使いだした、と言ってもいいシンセです。

これまでのシンセとは全く音が違いましたから。

多分80年代の音楽、この楽器が無かったら別のものになっていたかもしれません。

エレピの音などは、このシンセの音が「標準」になったと思います。

エレピじゃないのに(笑)。

これまで出来なかった表現がこの楽器の出現により出来るようになった。これは大きなことだと考えています。

しかも機能の割に安かったんですよね。だからこそ猫も杓子も使ったし、音楽自体にすら変革を及ぼしたんだと思います。

新しい楽器の誕生は音楽自体を変えますから。

そういいながら、自分はPCM音源世代なので、使ったことはありませんが(笑)。

ただ音作りは難しかったようです。FM音源だとパラメータをいじっても、どこをどうすればどういう音になるかの想像がつかないため、アマはプリセット音もしくは購入した音しか使えなかった、とも聞きます。

その点ではカシオのPD音源の方が使い勝手は良かったようですが、やはり楽器製造業のイメージがない分きつかったのかもしれません。

まあいずれにしても世界的な名作であることは間違いないでしょう。

ほぼ書きたいことを書いていて、読んでいただけることも期待していませんが、もし波長が合えばサポートいただけると嬉しいです!。